極東のインデックス投資家―50年ビジョンー

運用期間50年を見据えた超長期投資の運用記

年間200冊の読書を終えて、僕の人生は大きく変わった!・・・わけがない。

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先日、年間200冊の本を読了しました。何度か記事にもしておりますが、私は元々読書家ではありません。昨年2017年は年間で20冊程度ではなかったでしょうか。1年間、暇な日も忙しかった日も、ブログは書かずとも本は読む、ということを続けた結果なので、嬉しい限りです。最近だと、芸人のカズレーザーが年間200冊読む、なんて話もありましたが、決して多い数字ではないとはいえ、趣味は読書と言っても訝しがられる事は無い冊数だと思います。

勿論、読書と言うのは冊数でどうのこうのいうものではありません。それは分かっています。私なりに冊数を読むというのを目標にしていた、という個人的な理由であることはご了承ください。

 

「年間200冊の読書をすると、人生が変わる」説について

世の中、読書の大事さを説く論説はたくさんあります。日本の大学生は、欧米の大学生と比べて読書をしない、なんて最近の若い奴は・・・的なものも含めてね。個人的には大きなお世話だと思っていますし、いました。私も大学時代、大して読んでおりません。(故に一流のビジネスマンではないのだろう・・・)

契機になったのは、転職でした。念願叶って、私のようなポンコツを雇おうという勇気あるコンサルファームに潜り込むことができ、現在はマネージャーの奴隷として働いています。それまでベンチャー気質(≒新興宗教臭)のある会社で、井の中の蛙をしていた私には衝撃的な事ばかりでした。

頭が良過ぎる

学歴がどうのこうのという次元ではありません。在籍者の学歴には、殆ど高低がありませんから・・・。それまでの「頭がイイと言えば・・・」みたいなイメージが覆る程、頭が切れる人しかいない。それでいて、この人天才だと思う人が、まだマネージャーですらないという所にも驚愕です。正直私の階段はこの業界には無いのです・・・。

それはともかく、頭が良い訳です。しかも、それ以上に驚いたのは、彼らが本当に勉強をしているということです。バカにしてんのかと思われるかもしれませんが、受験生より勉強してるんじゃないかと言う感じで、今までの私の社会人経験からでは考えられない状態でした。

これではいかん、せめて本を読むくらいは、と思ったのが2018年です。それ以来、毎日少しずつ進めていきながら、200冊読了できた、という経緯があります。

稼げる人間、出来るビジネスマンは読書をしている説

本題です。こんな説があります。

読書量と年収の関係|なぜ本を読むと収入が上がるのか?

とか。

lrandcom.com

とか。

本を読むとリッチな人になれるらしい!読むしかない!

結果どうなったのか、ご報告しますね。

①年間200冊読んでも収入は増えなかった

結論、増えません。

正確に言いますと、結構増えました。ただし増えたのは転職したからであって、読書をしたからではありません。ちなみに、転職して年収が増えたのは、ビジネスモデルと職種が変わったからです。私の実力で稼いでいるのではなく、人件費として還元する原資の量と、それを配分する考え方が会社単位で違ったので、増えた、ということ。

そしてなにより、まだ査定の時期じゃないので、給与が改定されていません。だから増えません。(現実的な問題・・・

②年間200冊読んでも知識は足りなかった

結論、全然足りない。というか、ホントに増えたのか疑うレベル。

まず読み方の問題はあると思います。質より量でしたし、何せド素人が気合で読み切った結果ですからね。

でも世の中如何に知らないことが多いかは分かりますね。そういった意味で、知識って無限なんだと、当り前のことですが感じるようになりました。

③年間200冊読んでも出来るビジネスマンにはならなかった

結論、なるわけない。

仕事に関しては知識がありさえすれば出来るもの、というのは少ないと思います。コンサルタントって知識の切り売りなんじゃないかと思われている節もありますが、AIだなんだと騒がれている今の時代、wikiみたいな商売が成り立つ訳はないのです。確かに切り売りも0ではありませんが、そもそもアウトプットとして期待されているものは知っている知ってないの領域にはありません。

少なくとも、本を読んだからといって、即効性のある効果は望むべくもなく、即効性を期待するなら読書より他のアプローチの方が有効でしょう。

④年間200冊読むと嫁さんと喧嘩が起きた

本を買い過ぎました。

kindleがホント使えるので、ついついポチポチと・・・。また買ったのか、と喧嘩にもなりましたが、もはや200冊も読んでいるので、本を読んでいるということ自体の認知率は相当高くなったと思いますね。

まぁ奥さんからしたらいい迷惑だと思いますけど。

結果何が良かったのか。メリットはあったの?

本を読んで、年収が、とか仕事が、というのは短絡的でした。(全員知っている結論を1年かけて紡ぎ出したw)

損得勘定で読書しようと思ったら赤字ですね。しない方が良いです。じゃあ来年はもうしないのか、というと、若干質には転換したいものの読書自体は続けていこうと思っています。

個人的には視野が広がる感覚が好きになりました。これはビジネス書だけでなく、小説等も含みます。

最近ハラスメント系の問題ありますよね。結局自分の価値観しかないから、相手に強要するんだと思います。人の痛みが分からない。人の感情への共感性が乏しい。読書って人の考えや作った世界を覗き見ることですから、自分とは違う価値観に触れる訳です。

ビジネス書主体で200冊を読んできましたが、中には小説も混じっていて、どちらかというと印象深いのはそうした小説の方だとも思っています。感情を揺さぶられる分、脳にも残りやすいんでしょうね。

結局、読書ってした方が良いのか、という問いかけなのですが、今の私だと、した方が良いけど、無理してするものでもないって感じです。

 

 

読書の価値 (NHK出版新書)

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