私の投資履歴書~インデックスを添えて~

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インデックスを中心に、運用期間50年を見据えた超長期投資の運用記

【小話】投資では、「無意味なグラフ」でも意味があるかもしれない

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私は仕事柄、よく資料を作ります。投資活動についても様々な場面でグラフを目にしますが、グラフそれ自体には特に示唆のないグラフもあるように思います。

ただ、「無意味なグラフ」も投資を続ける上では、重要な「意味がある」グラフかもしれません。

 

 

無意味なグラフ

とある棒グラフ

ここに「とあるグラフ」があります。何のグラフでしょうか。

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右肩上がりのきれいなグラフで逆に怪しいのですが、このグラフが表すのは、実は「年齢」です。
横軸(年齢)と同様の数字を棒グラフで示しているだけであって、「年齢が累積しています」以上のメッセージは一切ありません。つまり・・・

「当たり前」のグラフです。

示唆のないグラフは、基本的に無意味であり、このグラフのように累積して伸びていくことがわかりきっているものをグラフ化しても、その作業での苦労は徒労に終わるでしょう。

配当額のグラフ

私が常々思うのは、いわゆる高配当株投資をする際に良くグラフ化される月別もしくは年別の配当金受取額のグラフです。

基本的に右肩上がりが前提であり、右肩下がりのグラフは見たことがありません。

これも実は先ほどの年齢のグラフと同じように、追加投資がある前提においては「当たり前」のグラフ、つまり「無意味なグラフ」になると思います。

高配当株に追加投資をする限りにおいて、基本的に右肩上がり以外のグラフができることは稀だと思います。つまり、全体の金額に影響を及ぼすような大きい無配、減配がある場合にのみグラフの波形に変化が出ます。

配当金の受取額については、前年同月比、前月比、追加投資額の伸び率の併記などによって、比較可能な何かを追加しないと、示唆のあるグラフにはならない、というように思っています。

「無意味なグラフ」に隠された大きな「意味」

右肩上がりであることが重要

ただし、あくまで「無意味である」と思うのは、仕事の場面などで使う場合であって、こと投資をするうえでは重要な意味があるというのが今回の内容です。

投資家に限らず、基本的に人間は「右肩上がりのグラフ」を心地よく感じます。一方で「右肩下がりのグラフ」には嫌悪感、不安などを感じるはずです。

配当受取額をただ単に累積させただけのグラフでも、精神的な意味ではとてつもない魅力を持った重要なグラフになっている、ということです。

ある意味、高配当株投資に人を惹きつける大きな魅力が、この当たり前に累積していく配当金受取額のグラフだと思います。

モチベーションの維持

本質的な意味においては、追加投資額が+10%だけど、配当額は+20%になった、など、何か示唆を生む比較対象が必要となりますが、投資をし続けるモチベーションを維持するためには累積グラフ単体でも効果は大きいと思います。

自身が投資したものが確実に成果に繋がっているとこれほど感じられるツールはないからです。

投資を続けるために役立つもの

結局、何かを「分析」するためには無意味なグラフも、一方では精神的な意味において重要な役割を果たしています。 

私も自称・長期投資家ではありますが、市場に残り続けることが何よりもゴールに近づく一丁目一番地なのであれば、本質的な意味だけにとらわれず、利用できるものはすべて利用すればいいでしょう。

その意味において、「無意味なグラフ」ほど「意味のあるグラフ」はないのかもしれません。

 

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