私の投資履歴書~インデックスを添えて~

私の投資履歴書~インデックスを添えて~

インデックスを中心に、運用期間50年を見据えた超長期投資の運用記

【小話】底値買いを諦めることで収益を最大化する

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コロナショックから個別銘柄の投資に手を出していますが、底値で買おうとする自分の欲求と戦う日々が続いています。

いつ底値になるのか、もうこれ以上は下がらないのか、底値で買おうとすると無用な悩みが増えるようになりました。

そこで、実は底値を狙わない方が、収益を獲得できるのではないかという発想です。

ただし、こういった方法で私が資産を作ってきた、作っている、という話ではないので、発想という概念の話であることはご留意ください。

 

 

落ちてくるナイフは掴むな

急落時の投資は落ちてくるナイフをつかむようなもので、どんなに魅力的な銘柄でもナイフが床に落ちてから、つまり底を打ったのを確認してから投資すべきという相場格言。*1

今回のコロナショックのように、急落するタイミングではどこまで落ちるか分からないために、途中でつかみ取ってケガをするよ、という格言です。

この格言において大事なのは、「底を打ったのを確認してから」であると思います。

 

底値は世界の誰も分からない

ただ曲者なのは、この「底を打ったのを確認してから」が極めて難しい(というか出来ない)ことだと思います。

常に、いつが底値だったかが分かるのは、将来の地点からチャートを覗いた時です。そのタイミングで「あの時買っておけばなぁ」と思うのは世の常です。

株価は需給によって動いているので、毎秒毎秒最適な価値を示しているわけではありません。そしてその需給自体が人間の思惑によって動いているので、この先どう動くかは神のみぞ知る世界となります。

 

機関投資家は順張り、個人投資家逆張り

これもよく言われますが、基本的に海外機関投資家は順張りで、個人投資家逆張りであるそうです。

ただこれも統計処理上の話であり、実際は海外投資家の割合が高い企業においては、彼らの行動にほかの投資家が追随するために順張り的な傾向を示す側面もあります。

海外投資家は順張り的な投資行動を示している。売買金額に占める海外投資家の比率が高いこ
とからすれば、海外投資家が順張り的だというよりも、海外投資家の売買行動に他の投資家が追
随しているとも考えられる。むしろ、その方が自然な考え方かもしれない。*2

ただ、パフォーマンス的には逆張り個人投資家が劣後するとの統計もあり、基本的に逆張りによる投資はリスクの割にリターンが小さいと言えるでしょう。

(ただし、順張りは短期的収益につながりやすく、逆張りは長期投資での収益につながると同資料でも述べられています。)

 

底値からの回復の50%を掴む発想

結局、底値がいつか分からない以上、落ちている最中に自信をもって飛び込むことなど不可能です。

そこで、「底値を諦める」という発想が少しプレッシャーを下げるのではないかと思った次第です。

底値からの反発の半分でも取れれば、インデックス投資にも勝てるでしょう。(短期的には)

底で買おうと集中するあまり、買えない、損するというのであれば、ある意味追随的な順張りで反発上昇の半分でも収益を取れればラッキー、と思おうよということです。

ただし、現在も二番底が言われていますので、結局のところ順張りについても本当にそれが元に戻る反発の上昇なのか、一時的な山に向かっての上昇なのかが分からないという問題があります。

ある意味これが株式市場の難しさであり、楽しさでもあると言えるでしょう。

 

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*1:https://www.nomura.co.jp/terms/japan/o/A01952.html

*2:株式市場における投資家の行動- 投資家行動は変化したのか -

(https://www.nli-research.co.jp/files/topics/37652_ext_18_0.pdf)