私の投資履歴書~インデックスを添えて~

モノクロさん家(チ)の運用記

全世界への長期投資で地味かつ着実に資産が形成される(予定)

銘柄探訪Vol.2|【CTVA】コルテバ

銘柄探訪と称した、今後投資したい米国企業を探すための備忘録です。

私はどんなビジネスをしているのかがまず気になるため、子細な情報分析をする前のスクリーニングとして概略やそもそもどういった企業なのかを簡単に調べます。

その簡易情報収集をシェアできればと思いますので、ご興味があればご自身でも情報収集を、そして分かったことなども是非シェアしてください。

 

shiawase-investor.hateblo.jp

 

企業概要

項目 内容
企業名 コルテバ
Ticker CTVA
HP

https://www.corteva.com/

セクター    Basic Materials/Agricultural Inputs
従業員数 21,000
事業内容 種子事業と作物保護事業の2つの事業を展開する。種子事業は、世界中の農家を支援するために、胚芽と形質を組み合わせた商業用種子を開発・供給する。種子事業は、北米のトウモロコシや大豆、欧州のトウモロコシやヒマワリ、ブラジル、インド、南アフリカ、アルゼンチンのトウモロコシなど、さまざまな種子市場にサービスを提供する。天候、病気、昆虫、雑草を駆除するための除草剤などに対する抵抗力を高める形質転換技術や、食品や栄養面での特性を高める形質転換技術を提供する。作物保護事業は、雑草や昆虫、病気から作物の収穫量を守るための製品の開発・提供に注力する。農業ソリューションのポートフォリオは、約140カ国で提供される。

楽天証券およびfinviz.comより抜粋)

種子事業と作物保護事業からなり、元々はダウ・デュポンからのスピンオフ企業。

コルテバ™社、ダウ・デュポン社から分離し、農業に特化したリーディングカンパニーとして事業開始

 

各種指標

投資指標(2022/5/2時点)

楽天証券より抜粋)

この手の株だと配当利回りが気になるところですが0.96%と低水準。

2019年まで利益がマイナスなので、これから伸びていくのかも。

 

業績サマリー

楽天証券より抜粋)

売上は伸びていますし、それに伴って利益もという感じ。

 

財務指標(実績)

楽天証券より抜粋)

ROE7%は同業種企業と比べても低い気がします。

同業FMCはROE20%中盤です。

 

業績予測

予想PERは業種に鑑みても決して割安ではないように見えます。

 

その他定性情報

事業環境

www.jacom.or.jp

 

種子事業はマーケットNo.2

核となるプラットフォームのひとつ、米国の老舗種子メーカー、パイオニアを引き継いだ「種子」は、世界の種子市場ではバイエルに続く2番目で、売上は80億ドル(9000億円)。大部分がトウモロコシと大豆で、そのうちトウモロコシが売り上げの66%、大豆が20%を占める。地域に合った品種改良に取り組み、時代ごとの新しい技術を取り入れながら生産性を向上してきた。

ゲノム編集技術を用いた品種改良

特に近年は遺伝子組み換えとゲノム編集技術を用いた品種改良に取り組んでいる。
ゲノム編集技術では、製品化の第一号がドレッシングやお菓子、ガムテープの糊に使われるワキシーコーン。家畜のえさとなるデントコーンとは遺伝子一つの違いででんぷんのアミロペクチン量が増え、もちもちしたトウモロコシになる。このように、ポイントを狙って性質を変えられるゲノム編集に適した品種改良も業界に先がけて進めている。

農業のデジタル化

デジタル分野では、大規模な農業生産を行う北米で1500以上のとうもろこしや大豆農場でドローンが成育を見回り、ほ場の可視化などに同社のデジタル技術が使われている。
 一方、生産者向けには収益の向上に貢献するソフトウェア「Granular(グラニュラー)」を提供。公共の気象データや、ほ場の生育状況、第三者の所有データ(トウモロコシの市場価格など)を総合的に分析することで的確な収量予測や目標設定、栽培指導を提案する。このソフトで実際に収益を上げた米国の生産者は、新しい投資先を決める際の意思決定や、営農ノウハウの次世代への継承にも役立てているという。

農薬はマーケット拡大以上の成長率を目指す

新製品の成長を軸に現在の売上770億円から2023年までに3000億円を目標に掲げる。これは、全世界の農薬市場の成長率2~4%を超える3.5~6.5%にあたり、より大きな成長をめざす。

経営センサー2020.6 株式会社東レ経営研究所

https://cs2.toray.co.jp/news/tbr/newsrrs01.nsf/0/A643062A387818D94925858A000B00F5/$FILE/K2006_024_029.pdf

世界の主要なアグリビジネス会社の売上高(2019年)

包括的なポートフォリオの見直し

ダウ・ケミカルにとってお荷物になりかかっていた農業関連事業だけをデュポンに売却するだけで良かったのではなかったのか。

ダウ・デュポン分割後の考察

旧デュポンは、物言う株主の圧力によって農業関連部門を分割独立させるなら、単純にその通り実行すれば良かった。ダウ・ケミカルが農業関連部門を売却するなら単に売却すれば良く、その受け皿を旧デュポンから分離する農業関連会社とすれば話は単純に済んだはずである。

 

感想と投資可能性のメモ

足元、ウクライナ侵攻に伴う食糧関連不安から株価はうなぎのぼりで、少なくとも直近で出動するような銘柄ではないと思いました。

また、農業や農薬などの業種であることから、足元の状況も踏まえると長期投資で優先的に持つような要素はありつつ、若干のテーマ株感は拭えない印象を持ちます。

この他に多数の銘柄が当然あるわけなので、一丁目一番地で保有銘柄に加えるべきとまでは言えないかもしれません。

銘柄アクセス

CTVA Corteva, Inc. Stock Quote

 

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