米国株の下落が止まりません。S&P500連動のインデックス投資は当然ながら、オールカントリーの場合も6割を米国株が占めるため、下落の影響を大きく受けています。
いつになったら下げ止まるのかは誰にもわかりませんが、改めてこの暴落を受けてインデックス投資にどう向き合っていくかを考えます。
米国市場が大きく下落
S&P500、ナスダック総合ともに下落が止まりません。
実に厳しい状況であり、直近1年で投資を開始、あるいは投資額を増やしていた投資家はインデックス(指数)投資でも含み損に転落しているはずです。
特にハイテクの多いナスダック指数は弱く、加速度的に下落してきています。
暴落に際しての対応パターン
暴落に限りませんが、基本的な対応パターンは限られています。
原則は「買う」「継続保有」「売る」しかなく、あとは投資スタイルや価値観、現状のマインドに従って、自分が納得する方法で対応するしかないのが悲しい所です。
インデックス投資を念頭にパターンを整理します
買い増し
底値が近いなどの理由で、買い付け金額を増額してスポットで買い増しをするパターンです。
含み損になっている場合、買い増しで平均取得単価を引き下げることができ、将来の株高の際のリターン改善が見込まれます。
インデックス投資メインの場合、比較的方針として掲げる人が多い選択肢かもしれません。足音はともかく、将来においてある程度強気なマインドがあると喜び勇んで立ち向かっていく対応になるかと思います。
継続買い付け
買い付けはするものの、これまでと同様の金額を買い付けていくパターンです。
ドルコスト平均法の観点もあり、相場によらず現状を継続するものです。
含み損になっている場合、平均取得単価の引き下げを強めることはできませんが、適度に引き下げていく効果が見込まれます。
基本的には買い増しパターンと同様ですが、相場読みを放棄する形なので、純粋にインデックス投資の理論に従う原理主義的なマインド、もしくはインデックス投資以外で投資リターンを狙っている(個別株やクリプトなど)ようなスタイルだと、時間を使わないようこの対応をすることになるかと思います。
買い付け停止で保有継続
買い付けは停止するものの、現在保有している数量を継続保有するパターンです。
相場の下落を受けて、追加投資を手控える、またはより下落するような想定をしていて、一段と安くなった時に買い増ししようとする場合に一時的に取りうる選択肢だと思います。
追加投資を控えようとするマインドで弱気な場合は、追加投資が怖い一方で長期保有の原理には従おうとするとこの対応をすることになるかと思います。
一部もしくは全売却
保有するものの一部またはすべてを売却するパターンです。
投資から撤退あるいは現金比率を高め、別の投資機会を狙う場合に取りうる選択肢だと思います。
弱気なマインドである場合、狼狽売りと言われることもあります。現状にかなり恐怖を感じている場合、投資から撤退することも精神衛生上は大事ですので、十把一絡げにダメな選択肢とも言い切れないと個人的には思っています。
正しい対応方法
正直、人によるとしか言えません。
相場に楽観的な人は買い増すことで精神が安定するでしょうし、相場に悲観的あるいは恐怖を感じている人にとっては買い増しどころか保有すら辛く、精神衛生上よろしくないかもしれません。
原点に立ち戻る
個人的には、売却することが悪であり買い増しすることが正しいと言い切れないと思っています。自分にムチ打ち、辛い選択肢を無理に取ることが人生の時間にとって有益なものとは思えません。
まずは原点に立ち戻ることがいいかもしれません。
インデックス投資を始めるきっかけになった本やブログなどに立ち戻って、今一度当時の思いを呼び戻します。何を信じていたのか、それは本当に今でも信じることができるのか、なるべくフラットにもう一度考える機会になるかもしれません。
一番大事なのは自分が納得して心穏やかに(なれるはずもないですが笑)投資、日々の生活ができることです。マーケットのいたずらで人生の時間を奪われるのは非常にもったいないと思っています。
対応方針
私の対応方針は「継続買い付け」になります。
クレジットカードで積み立てているため、変額することなくこれまで通り月1回の追加投資を継続します。
一方で、買い増しのチャンスであるとのマインドはあるため、米国個別株や暗号資産(仮想通貨)への追加投資機会を探していきます。
また逆にそのための資金作りに、インデックス投資部分を売却する考えはありません。
株式、ましてやインデックスに投資する以上、大小あれど下落局面からは逃れられないと思っています。またそれを乗り越えて今の資産形成につながっているという自分の中での実績もあるので、特に売却の動機が湧いてきていません。
厳しい相場が続きそうですが、明るい未来を信じて進んでいきます。
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