これまで自分なりの考えがあり、ジュニアNISA口座は開設していませんでした。
世間的にも廃止が決まってから口座開設が増えたとの情報を見たこともありますが、私も例にもれず、ジュニアNISAの口座開設を改めて考えています。
現在教育費は別途形成している最中ですが、教育費の観点はありつつ、残す資産・遺産としてのジュニアNISAの活用は有意義でないかと考え始めました。
ジュニアNISAは残り2年間
ジュニアNISAは廃止が決まっており、2023年までしか新規投資ができません。年間80万円の投資枠のため、1人当たり残り160万円の枠があるということですね。
我が家は2人の子供がいますから、トータル来年までに320万円の枠があることになります。
ジュニアNISAを活用してお金を残す
160万円が生む将来の金額
ジュニアNISAは教育資金として活用するのが一般的かと思いますが、私の場合は教育資金も当然ありつつ、遺産、つまりは子供に残すお金としてこの制度を有効活用できないかと考え始めました。
残り2年間の160万円の枠を使い、20年近く運用したのちに子供に渡し(渡すも何も子供の口座なのですが)、その後も運用するとすればかなりの金額になります。
160万円の枠を17年間、年率4%で運用できれば300万円余りになります。
遺産というと大したことが無い金額になりますが、手を付けずにそのまま種銭として30年40年運用したら金額はかなり大きいものになります。
子供も私も若いうちにお金を残すこと
DIE WITH ZEROを読んで、お金を残すタイミングは重要であると考えるようになりました。(未読の方はぜひおすすめします。)
子供が60歳、70歳になってから何百万、何千万も資産を残しても、そのお金から引き出せる価値は最大化されたものにはならないという考えに賛同します。
前述の通り、ジュニアNISAで残せる金額は大学生くらいで300万程度のものですが、子供たちが年を取った後の数千万円に匹敵、もしくはそれ以上の価値を引き出せるタイミングかもしれないと思っています。
ジュニアNISAをそのまま運用するもよし、就職やその後の結婚、車や家の購入に充ててもいいでしょう。
とにかく、20代に300万円を得ることは決して金額通り小さく、無価値なことではないように思えてきました。
投資の世界を知る入り口としての役割を果たせるのではないか
子供への金融教育については、あまり熱意をもって取り組もうとは思っていません。投資をするもしないも子供たちの自由であり、ある意味恩着せがましく自分の子供に投資を説くのは気が引けるように思います。
それでも、ジュニアNISAの運用が一定程度うまくいけば、実績値として運用・複利の威力を伝えるには十分かもと思うわけです。
160万円が17年間で倍くらいになっているわけですからね。絶対額で考えれば、その後のスピードはさらに速くなっていくこと、何より実際に運用した結果を見れることの説得力や影響の大きさは計り知れないように思います。
論より証拠ではありませんが、本を勧めたり、好きでもないのに親の投資話を聞かせるよりは関心を持ってくれるのではないでしょうか。
そんなことを考えると、教育費に充当せざるを得ないことは十分に考えられつつも、教育費と残す資産でバランスを取りながら運用できれば、ジュニアNISAは非常にいい選択肢なのでは、と考え始めました。
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