含み損を抱える中で投資を実際にやめていく人も多いように思います。
バラ色の未来を夢見て始めた投資も、厳しい現実の前では心が折れるのもあっという間です。投資をやめる前に考えたいことがあります。
投資をやめようと思ったらやめてしまえ
やめてくだい。含み損を見ながら、毎日心痛み、精神を病みそうなのだとしたらやめたらいいと思います。
仕事も同様ですが、自分を壊してまでやるようなことはありません。
預金だけで資産形成していくことの何が悪いのでしょうか。
少なくとも日本においてはそういう人が圧倒的に多いです。投資をしているという異常な人から普通の人に戻るだけです。あくまで”普通の人”に戻るだけ。
投資をしているから人より優れているわけでもなければ、偉いわけでも尊いわけでもありません。精神をおかしくするくらいなら、”普通の人”に戻りましょう。
0か100かではない選択肢を取る
やめる前に、今のまま続けるかやめるかの二択を考え直します。
やめたい理由は何でしょうか。損失が大きくなって耐えられないから、なのであればリスクの取りすぎであったと言えます。
リスクの軽減を図って続けるという選択肢はないのでしょうか。
①一部損切りをして現金比率を大きく上げる
②投資に回す月々の金額を大きく落とす
③投資した分は忘れて、0から別で資産を作っていく
実は選択肢はいろいろあるはずです。
1日-1万円で心を痛める人もいれば、-100万円でも心を痛めない人もいます。単純にリスク許容度や値動きへの慣れ。これはただの慣れです。
今の含み損に耐えられないのは、慣れていなかったからです。だったら慣れるようにリスクを減らして、価格変動を抑える取り組みは効果があるはずです。
時間が解決する問題
長期投資が有利とされる根源的な理由は配当や再投資だと思っています。
収益を上げて、それを直接投資家に還元するか、事業に再投資して事業を強化していくサイクルを企業は繰り返します。
個人的には配当より内部再投資(事業への再投資)が好みですが、とにかくこの収益を再投資してさらに収益を伸ばしていくというサイクルが長く続けば、それだけ投資収益は伸びていきます。
これが複利効果であり、時間がたつほど加速度的に富が増える原動力になります。
時間が解決します。長期間の再投資を繰り返せば、複利の効果を味方につけることができます。
逆に言えば、数日、数か月では再投資の効果を得られないということでもあります。
自分がまさに会社で仕事をしているのと同じで、今日明日では失敗もするでしょうし、突然パフォーマンスも上がらない。長い時間がたって振り返った時に、どこかにたどり着いているような感覚と似ています。
ただし、何に投資をしているのかは考えた方がいいでしょう。
個別株には倒産などのリスクもあります。レバレッジ商品は長期投資には向かないし、何より損失が苦しくて悩んでいるのであれば、レバレッジからは撤退すべきです。
その点でもインデックスに投資をしている、それもS&P500やオルカンであれば、今一度この複利の効果、再投資の効果を考えて踏みとどまってもいいのかもしれません。
それでもやめたければやめるのが最適解
それでもすべては自分を壊さないことなので、やっぱり耐えきれなければやめるのが最適解になるでしょう。
繰り返しになりますが、
預金だけで資産形成していくことの何が悪いのでしょうか。
少なくとも日本においてはそういう人が圧倒的に多いです。投資をしているという異常な人から普通の人に戻るだけです。あくまで”普通の人”に戻るだけ。
投資をしているから人より優れているわけでもなければ、偉いわけでも尊いわけでもありません。精神をおかしくするくらいなら、”普通の人”に戻りましょう。
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