「ナンピンするしか救われる道はない」とレバナスを買い向かっている話を目にし、将来どう転ぶかは誰にもわからないものの、ある種のチキンレースなのではないかと少し怖くなりました。
レバレッジの買いに突き進む
散々語られているレバナスについて良い悪いを言うつもりはなく、私自身は自分のリスク管理上レバレッジを購入しておらず、今後も現時点では買う予定がありません。
NASDAQに限らず指数全体が下落している局面で、レバレッジを掛けたロングに突き進むことも考えあっての戦略であると思います。
そもそもレバナスだけが大きく下げているわけではなく、去年の終わりからハイグロース株は軒並み大暴落で、現物株でもレバナス以上の含み損になっている人も多数いることかと思います。
何もレバナスだけが大きく損しているわけではないのです。
「ナンピンするしか救われる道はない」というワード
そんな中で、すでに含み損で評価額は投資額の半分以下になり、数百万円もの損失を抱えている中買い向かっている方の話を目にしました。
そこには「ナンピンするしか救われる道はない」と書かれていました。
私としては必死さを感じると同時に、藁をも掴むような心境を感じました。私とて未来の株価は全く分かっておらず、そういった決断や戦略がこの先どういった結果をもたらすかは分かりません。爆益につながる可能性も大いにあります。
それでもお節介ながら、本当にナンピンすること以外の選択肢に思いを馳せたのだろうかと考えずにはいられません。
損切りではダメなのか。積み立てを止めてはダメなのか。追加購入は本当に今なのか。
本当にナンピンすることしか救われる道はないのか。
損を取り返そうとして一心不乱になっているだけではないのか。何かあるいは誰かを信じて突き進んでいるだけなのではないか。
考え出すとキリがない自分がいました。
人生を賭けたギャンブル
改めて、今回の相場で損を抱えているのはレバナスだけでなく、それと同等かそれ以上の損失をハイグロース株はもたらしています。決してレバナスが悪いわけではありません。
インデックス投資はバイ&ホールドの戦略と相性が良いわけですが、10年、20年投資して本当に感激するようなリターンをもたらしてくれるのかは実際分かりません。
これはレバレッジだけでなく現物のインデックスでも同じことです。
それでも何かを信じて投資していて、きっとそういう未来が来るだろうと思って行動しています。
逆に言えば、10年、20年、あるいは30年かけて投資した結果、損をしていたり、大した含み益がないとなると、人生を賭けたギャンブルになる可能性はどこまでもあるということです。
「ナンピンするしか救われる道はない」
本当にそうなのだろうか。家族のためのお金ではなかったか。何でも構いません。
「ナンピンするしか救われる道はない」
本当にそうか、自分に問いかけることは私にとっても非常に重要なことだと再認識しました。
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