私の投資履歴書~インデックスを添えて~

モノクロさん家(チ)の運用記

全世界への長期投資で地味かつ着実に資産が形成される(予定)

「この世で信頼できるのはお金と自分だけ」にどう答えるか

たまたま信念として「この世で信頼できるのはお金と自分だけ」と言って憚らない人と接する機会を得ました。

感情的に思う所はありつつ、自分自身でも考えることはあり、なかなか難しい問いかけというか信念だなと感じました。

 

「この世で信頼できるのはお金と自分だけ」に至る背景

彼がそう言って憚らない背景を知ると、正直安易に反論できず、そう思わざるを得ないかもと思いました。

書けはしませんが、単純に壮絶な人生であり、一般的に人が生まれながらに持ち合わせているであろう、あるいは享受するであろう愛情や抱擁が全く感じられない、本当に「壮絶」という言葉しか見つからない人生を歩んできたようです。

ごくごく普通の人がこのセリフを言えば、世間知らずとでも反論しようものですが、正直今の私には賛同というかセリフの持つ意味を理解せざるを得ず、なかなか複雑な感情を抱いてしまいました。

それだけ、安易にこのセリフを信念のように口にしているわけではありませんでした。

 

考えたこと

もやもやと色々考えてしまいました。

私が受け取るに、彼はこの世での自分の存在を確かなものにするように、お金を得たいと強く思っていました。と同時に、そのお金の規模ってどんなものだろうと聞くと、所謂中小企業の社長レベルで、決して世界一の富豪になるというレベルではないようです。

個人的には米国株への投資を通じ、グローバルレベルでの金持ちがどんなものか感じることはできるので、正直得たいお金の規模としては自分より遥かに上ではあるものの、正直その程度か、と思ったのは事実です。

(逆に言えば、そう感じるほどに信念として持っている「信頼できるのはお金」という主張が非常に強かった。)

 

投資をしている自分も綺麗事を言ってはいられない

お金より大事なものは世の中にたくさんあるというのは事実である一方、綺麗事でもあるように思います。

振り返れば自分も投資をしていて、お金なんかどうでも良いと言い切るにはあまりに矛盾しているようにも思います。やっぱりお金を欲しいと思っていて、だからこそ投資をしているわけですよね。

答えがあるわけでもなく、何より彼の信念は彼の強烈な実体験から生み出されたものです。他人の意見や説得、反論で翻るようなレベルのものではないことは容易に想像できました。

何も全員が同じことを考える必要はなく、幸福は人それぞれに存在しています。

その中で、自分がどういった価値観を持つのか、その重要性に新ためて気づく機会となりました。私も自分の価値観に疑問や悩みを抱えることが多くなり、何が自分にとって最良かが分かりづらい日々を過ごしています。

目先稼げば幸せになれるわけでもなく、とはいえ毎日楽しいだけでも決して満たされない何かを感じています。

金になるかならないかが尊重される時代ですが、教養や倫理、道徳など金銭価値に換算しずらいものも大切だなと思った次第です。

 

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