私の投資履歴書~インデックスを添えて~

モノクロさん家(チ)の運用記

全世界への長期投資で地味かつ着実に資産が形成される(予定)

長期保有するために投資をするわけではないこと

米国個別株のウォッチリストを整理しています。改めて監視していく銘柄について、どうなったら買うのかまで整理できたらなと思っていますが、その中で長期投資について改めて思う所がありました。

 

輝く成長株、地味な成長株

色々と銘柄を見ていく中で、高い成長率の銘柄がある一方で、毎年の成長率は極めて地味、ただかなりの長期で成長し続けている銘柄もあります。

当たり前ではありますが、それぞれに魅力はあるなと改めて思いました。昨年はハイグロース株が相当盛り上がり、前年同期+100%などの成長率も結構目にしていたし、投資の前提として大なり小なり企業成長がある以上、高い成長率は大きなチャンスに見えていました。

ただその後の結末は御覧の通り、という感じで-90%なども続出、握り続けていれば投じた資金のほとんどを失うことになりました。株価は企業業績とイコールではないと改めて勉強させてもらいました。

私個人としては成長率に比重を置いています。今後もグロース銘柄には魅力を感じるでしょうし、世界が豊かに、より進化していくためにはイノベーションをもって世界を変えていく、結果として高い成長率を持つ会社が必要だと思っているからです。

ただ、投資をする目的が高い成長率の企業を保有することではないということもまた事実かなと思いました。輝くような高い成長率を誇る企業を保有したいわけではないのです。あくまでリターンの良い株に投資できれば株式投資としては合格であり、そのリターンを生み出した銘柄が高い成長率か低い成長率かは実際あまり問題ではありません。そう、稼げれば良いのです。

 

手段としての長期投資と目的としての長期投資

また同様に長期投資に対しても同じように思いました。何も長期間、特定の銘柄を握り続けることを目的に投資する訳ではありません。長期投資は手段であって目的ではないのです。

永久保有という単語があまり好きではないのですが、例えばバフェット的にその言葉を使うのだとしても、バフェット自身が銘柄の買いだけでなく売りも比較的行っています。個人的に因縁のあるものだとロイヤルティファーマ(RPRX)がありますが...(RPRXなんか保有期間が劇的に短いはずです。)

自分が決めた特定の個別銘柄を、何があっても握り倒すのだという長期投資って手段が目的化しているのではないかと自身を振り返りました。だってその銘柄が結果的に全くパフォームしないものの可能性はいつまでもありますからね。

やっぱりあまりに高すぎる値段で買ったのなら間違いを認めて損切りした方が良いだろうし、自分が思っていたシナリオからズレるのであれば売った方が良いだろうし。別に売買を短期化した方が良いとは全く思わないわけですが、自分が何も考えず買った銘柄で出ている損が、長期に投資すれば元に戻り、さらには含み益をもたらしてくれるんだという他力本願100%なマインドってどうなのかなって自分に対して強く思いました。

私の場合、オルカンに関しては長期投資をもはや目的化してほぼ無思考で買っていますが、それは自分の中で筋が通っています。インデックスは良いのです。というか、オルカンは選択を排除することで選択に伴う苦悩から解放されるという教義の宗教だと思っているので、無思考で良いのです。(私にとっては、です。)

ただ個別株でそれをやるのはずっと違和感がありつつ、大した技術もないために甘んじて雰囲気と感性で突っ込んできたのですが、とりあえずはリターンを高めたいという話はありつつ、自分が自分に対してそういうマインドで臨んでいることが気持ち悪いので、少しでもチャレンジしていこうと思っている次第です。

この大好きな銘柄を長期保有するために投資している訳ではない。

この大好きな銘柄は”結果として”長期保有している。

そんな感覚を持ちました。

 

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