CPIが予想より上振れしたことを受けて、米国株が大きく下落しました。これを暴落と表現するのかは分かりませんが、ここは買い場かと考えると私にとってはまだ買い場ではないようです。
インフレピークアウトならず株は大きく下落
CPIが予想より上振れしたことにより株価が引けにかけて断続的に売られたようです。
【総合】
予想:8.1% 結果:8.3%
【コア】
予想:6.1% 結果:6.3%
エネルギーは下がったようですが、住宅を中心にそれ以外が加速しており全体で見ると上振れとなりました。
7月が総合:8.5%、コア:5.9%だったので、総合では相対的に下がってきているものの、コアになるとむしろ加速している状態です。
株価は指数ベースで3%以上の下落で全面安の様相であり、もはや何を買っていても救われない状況でした。
”昨日より”下がった米国株
大きく下落し、中には買い増しする人もいつつ様子見の人もいつつという感じですが、昨日に比べれば大きく下がったという相対的なことで、絶対値としては9/8くらいの水準に戻っただけとも言えます。
単日の話としては暴落と言うのかもしれませんが、それはスピード感の問題で時系列を伸ばすとやや見え方が変わってくるかもしれません。
CPIの発表でファンダメンタルとしての情報はアップデートされているため、当時と環境が同じなわけではありませんが、1週間前に買うのと昨日買うのとでは数値そのものの違いは大してない、ということも言えるかと思います。つまり、昨日の下落を受けて絶賛激安セールと思うのは勘違いかもしれないなと自分に問いかけています。
今月から米国個別株の取り引きに自分のルールを設けて取り組んでいますが、改善の余地しかないと思う反面、雰囲気100%でやっていた頃にはあまり気に掛けなかった、気にしなかったことに多く気づくようになったと思います。
気になることや気づきは株式投資の基本の「キ」のような事ばかりですが、自分なりに体感、体験し、咀嚼することで納得できることは多いなと改めて思う次第です。
買い場はいつか
今後の株価がどうなるかは永遠に分かりませんが、FOMCまで高官が何も発言できなくなっているため、御用記者を通じてのリアクションはあるでしょうが、あまり強い方向感をもってのトレンドってないのではないかと思っています。
と言いつつ、本当に分からないので、投資に関しては継続して今適用しているルールに沿うのみです。もやはコツコツ投資というイメージでもないため(インデックス部分は別)、ばらまいた罠に銘柄が嵌るのを待つばかりの状態です。
そういった意味で、私にとっての買い場はまだ来ていません。また厳密には各銘柄ごとに罠の位置が異なるため、もう罠に嵌りそうな銘柄もあれば、到底高い位置にある銘柄もあります。すべては事前の価格提示の下に進行しており、その日の価格を見てこれは買いたいとか今日は買いたくないとかの判断の余地がありません。
こういうやり方が良いとは思っていないのですが(機動力0のため)、今はそうやってやってみようと思って粛々と従っているフェーズです。失敗や至らぬ所に気づけばルールを改定すればいいのです。
もはやもっと下がるかもしれないとか、今は待っておこうとかで買い付けボタンの押下が影響されていないので、デメリットも大きいものの現時点では9月に入ってからの相場に対する精神的負荷は小さくなっています。
さて、これから株価はどうなっていくのでしょうか。神のみぞ知る、いや神すら知らない未知の世界です。
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