金融の決算が始まって、これから主要銘柄の決算が続々やってくる季節となりました。今回の決算はガイダンスが注目されますね。
マルチプルと市場予想EPS
インフレが収まることを知らず、引き続き金利の引き上げを支持するような強い数値が出ていると理解しています。これまで度々引き上げられてきた金利ですが、今一段上げる必要があるとのことになりそうなので、今後も株価にとっては向かい風になりそうですね。
去年の大相場以来、インフレによって金利の引き上げが余儀なくされた結果、上がるに任せていた株式には大打撃が加わり、現時点でマルチプルの部分は相当に下がってきている印象があります。これからもまだ縮小の余地はあるのかもしれませんが、それなりに削られてきたとは言えるのではないでしょうか。
一方で、予想EPSの下方修正については進行中で、知識のある人から見ると現時点でもEPS成長の期待値は下がりきっていないとのことです。
株価にはEPSの倍率とEPSの数値が関わるわけですが、内、倍率の方はだいぶ削られた一方で、EPSの下方修正はこれから本番が来るという事のようです。その意味で、今回の決算シーズンでは足元の業績は当然ながらガイダンスがどれだけ各社悪くなってくるかが大事になりそうです。
私の対応
決算シーズンを控えて、新規銘柄も多くなっているためにそれなりに大変そうです。
しかし、決算の単純な良し悪しで売買する構成にはしていないため、Beatかどうかは直接的に売買の基準にはなりません。もちろん事情が変われば売ることもあるかもしれません。
決算を通じて地合いも変わっていくでしょうから分かりませんが、とりあえず今はそんなに良くはないので、決算が良くてそんなに跳ねない、決算が普通で大きく下げる、などになれば旨味もあるかもしれません。
いずれにしても価格やルールに適合する銘柄があれば買うスタンスで臨もうと思っています。
年末までのラストスパート
言うまでもなく今年は大変な1年で、まともに資産が増えない年になりそうですが、現時点で目安となる資産額にはリターンの向上が必要になってしまっています。あくまで目安として置いているだけのため、だから何かするわけではないのですが、それなりに入金していて大して増えないという精神的負荷を学ぶ1年になるような気がします。
年末にかけて多少は盛り返すとの意見もありますが、結局の所どうなるのかは分かりません。もちろん一定収益に繋がれば嬉しいのですが、残り3か月弱をしっかり走りきることがまず大切になるでしょう。
大事な決算シーズンを見守りましょう。
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