私の投資履歴書~インデックスを添えて~

モノクロさん家(チ)の運用記

全世界への長期投資で地味かつ着実に資産が形成される(予定)

インデックス投資でリターンを”確定させる”ということ

投資に対して考えを深めていく中で、考えれば考えるほどに時価総額加重平均のインデックスがどれだけ偉大かを痛感します。

 

リターンを”確定させる”

インデックス投資をすることでリターンが確定します。もちろん確定するのは”平均点としてのリターン”です。

私のコアであるオルカンの場合、オルカンへ投資した段階で、今後の全世界株式の平均リターンで確定します。当然年によってプラスもマイナスもありますが、常にその時の平均点のリターンは確定、確保できるという事です。

個別株に投資するという事は、リターンが確定しません。オルカンより上に行くことも下に行くこともあり得、選球眼が悪ければ平均点以下に甘んじます。そしてアクティブ投資はインデックスに勝てないと言われていることから、確率論で言えば指数には勝てない可能性が高いことになります。平均点のリターンを確定させることの意義はこれに他なりません。

※ただし、オルカンに勝とうと思うと米国指数を買えば事足りると思います。さらにQQQなどに指数を絞っていけばより勝てるでしょう。(必ず勝てるとは限りません。)

 

平均点の重み

投資の世界で長期的に平均点のリターンを稼ぐことが尋常ではないハードルであることは周知の通りです。基本的にアイビーリーグを卒業して投資銀行ヘッジファンドに入り、死ぬほど頭を使い、人脈を使い、あらゆる情報を精査・分析し、それでも勝てないという事ですから尋常ではありません。

レバレッジ商品があまりに浸透した今、現物のインデックス投資は”ローリスク”な投資対象とすら言われ、平均的なリターンは5%”しか”無いと言われることも多くなったように思います。

大前提として、指数に勝つ投資を長年続けている人はプロにもアマにも相当数いることは事実としてあります。Twitterを見ていれば優秀な人を何人も見つけられるでしょう。別に指数に勝つ投資は無理とか、平均点のリターン”如き”で満足しなさいという事ではありません。

しかし、平均点を確実に取るということはマイナスリターンの時ですらハードルとして相当高いものであると私は認識しています。インデックスを持つことで、この平均点を(厳密にはそこから手数料を引いたリターン)を確保することが出来ます。これはそんなに蔑ろにされるほどどうでも良いことではないと私は思っていますし、だからこそインデックス投資は偉大であると思うのです。

 

身分相応の投資

私も個別株投資をしており、あわよくばS&P500に、NASDAQ100に勝てればと淡い思いを抱いていますが、それでも最終的には自分の実力や運は指数に及ばないだろうと思っているため、インデックス部分を個別株部分より多く持つことで余計なアンダーパフォームの影響を緩和できるように備えているつもりです。

インデックス投資がベスト、あるいは至高至極最高の投資だとは思っていません。個別株の方が楽しいし、爆発力と言う名の夢もあります。また仮想通貨や債券でもなんでも、他のアセットには他のアセットの魅力があります。

最終的には自分に合った投資法を採用した上で、経験する中で修正したり撤回したりしていくしかないと思うのですが、それでも私のような未熟者が得られる成果としての平均点は非常に尊いものだと思うのです。

インデックス投資で平均点を確定させつつ、あわよくばの夢も含めて個別株で爆発出来たら御の字どころか最高の出来だと思うのです。インデックス投資は偉大だなぁ、としみじみ思いました。

 

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