しばらく検討されている新NISAの取り扱いですが、非課税期間の無期限化を”検討”いただけるようです。
つみたてNISAの非課税期間が無期限に
政府・与党は2023年度税制改正で、株式や投資信託の運用益を非課税にする「NISA」(少額投資非課税制度)について、積み立て型の場合の非課税期間(20年)を無期限とする検討に入った。年40万円の投資上限額を引き上げる案もある。個人の「貯蓄から投資へ」の流れを促し、資産運用の拡大を後押しする。
だそうです。枠が拡大して期限も伸びてくれればうれしいですね。
もはや眼中にない
一方で気に障ることも書いてあります。
ただ、年間投資上限の引き上げは、資金に余裕のある人ほど資産を増やしやすくなるため、「富裕層優遇」との批判も出かねない。政府・与党は、生涯で投資できる総額(累積限度額)を設定するなど、格差を助長しない仕組みを検討する。
恒例の、という感じですが、格差が広がってはいけないようです。所謂中間層と言われるペルソナが年収いくらなのか分かりませんが、世間的な声に鑑みれば年100万円とかは到底無理で、拡大したとして10万円、20万円程度ではないでしょうか。
「富裕層優遇」は魔法のような言葉になっていますが、正直稼いでいる人がさらに稼いで何が悪いのか個人的にはよく分かりません。そもそも隣人がいくら稼いでようが私の人生には何の関わりもないため、隣人との格差が広がろうと特に気にならないのですが、富裕層に搾取されている結果として自分が稼げないと信じている人たちもいるんだろうと思います。もっと自分の人生を生きたらいいのに、なんて思いますが。
そして私の眼中にないのはそもそものこの制度改定だったりします。正直な所、今の政権にビジョンある変革ができる気がしておらず、この話も金融所得課税の増税とバーターであることはもはや周知の事実のようになっていると思います。
当然NISAの枠がより有効化すれば、同じ金額を投資するでも大いに有利なのでやってもらいたい所ですが、一々ウォッチしながらあれやこれやと意見することも馬鹿馬鹿しく思えてきています。
スタートアップであったり、インベスト~の発言などなど、投資を促進したいという建前はあるのでしょうが、総じて全体的なパッケージとして実態がそうなっていく政策立案をしていただけていないように思います。正直言うと期待するだけ損と思う気持ちが強いです。
私個人としてはNISAの制度如何によらず今後も投資を続けていきますし、そもそも限界まで投資にお金を回していますから、枠の拡大縮小に合わせて入金額を上下させるようなこともやりません。なるようにしかならないと思うので、”検討”いただいたものが施行されたら粛々と従うだけかなと思っています。
期待せず施行を待つという事以上ではないなぁ、と思う次第です。
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