私の投資履歴書~インデックスを添えて~

モノクロさん家(チ)の運用記

全世界への長期投資で地味かつ着実に資産が形成される(予定)

新しいNISAが格差を生む中で自分が上に行くか下に行くかのターニングポイント

非課税期間の恒久化、投資枠の拡大などをメインとして新しいNISAの在り方が政府で検討されています。自分の資産は自分で用意するという自助努力が求められますが、中間層でも格差を生んでいくものと思われます。

 

新しいNISAが生み出す格差

新しいNISAにおいては、非課税期間の恒久化と投資枠の拡大が関心の的になります。既に投資を続けている私のような人たちにとっては、今後の投資分でどこまで非課税で済むのかに関わり、かつそれは最終的な資産額の変動に影響するため重要な論点になっています。

現在検討が進む中では、恒久化と投資枠の拡大自体は大きな方向性としてクリアしており、あとは具体的に年間の投資枠あるいは生涯投資枠がいくらに設定されるかになっているかと思います。

投資枠について、政府関係者は中間層をペルソナに金額設定する旨の情報を流していますが、年収400万円そこそこのこの国で、投資しても良いと政府が認知する投資額がいくらになるのかは個人的にも別の関心がある所です。いずれにしても、政府としては富裕層の優遇にはしたくないということなので(これも是非はありますが...)、所謂一般的なボリュームゾーンの所得者を念頭に制度設計していくのでしょう。

今や本屋の投資本コーナーはNISAやお金に関しての基本的な本で溢れており、時流としても関心を喚起しやすいタイミングにあるようです。その中で、同じ年収であってもNISAの制度を利用して資産運用を始めるか、投資はギャンブルだと切り捨てて無視するかで将来的な資産額は大きく格差が広がる可能性があります。

ただこれはあくまで可能性で、何十年投資していても最終ゴール時にマイナスになっている可能性も0ではないため、必ずしも投資することが優位になるとは限りませんが、過去のデータからは優位になる可能性が高いとはいえそうです。(ただし重ねてですが、将来どうなるのかは全く分かりません。)

 

足元での選択が未来の資産額を大きく変える

投資をすることが崇高なわけでも優れている訳でもなく、その人の性格や価値観によっては投資することが非常なストレスとなる場合が確かに存在します。特に元本棄損に対する拒否感が非常に強い人も多いでしょうし、そういった意味で投資をすることが万事幸福に導く術であるとは言い切れません。

しかし、もう新しいNISAも決まってくるこのタイミングで、投資やお金に関する勉強を一切せず投資はギャンブルだと先入観で切り捨てることの代償は非常に大きくつく可能性があります。

勉強をした上で自分は投資をしないという選択をすることは十分大切な事であり、これはこれで一つの解だと思います。しかしインデックス投資も知らずにトレーディングのイメージだけでギャンブルだと切り捨てるにはあまりに勿体ない結末になる可能性もあります。一切学ぶことなしにこのターニングポイントを逃すと、その価値に気づいたときには年を重ね過ぎており、ややもするとレバレッジで取り返そうなどと始まって、なけなしの資産すら吹き飛ばす最悪の事態も起こりえるのではないでしょうか。(非常に極端ですが。)

 

使うか使わないかに正解は無い

繰り返しになりますが、私自身投資をしようが制度を使おうが使わまいがどちらも政界ではあると考えています。少なくとも私にとっては投資もNISAもチャンスに見えているからこそ、すでに利用しているし、今後も使い倒してやろうと思っています。

しかし今後、この国の脆弱さを思うと、老後を助けてくれと国に縋っても何も出てこない可能性はあります。少なくとも、このNISAの検討は自助による資産確保を促す潮流の中にはあると思うのです。

年を取った時に必要な資産がない場合、現実的には国に縋り、あるいは声を上げて政府批判を繰り返すことしかやることが無くなってしまいます。それは自分のせいだったと心底思えるような人はそう多くはないはずです。これから訪れるのは、10年、20年、30年後の資産を大きく左右するターニングポイントのように思えてなりません。他人の資産増加を目の当たりにしてから追いつこうとするのではなく、まずは可能な金額から足を踏み入れていくことの価値は計り知れないように思っています。

 

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