米国株価は軟調になってきました。今年1年通じて悲惨なことになっており、私も例に漏れず食らっていますが、リセッションも大いに懸念される中、これからは高配当株がますます輝きを放つのでしょうか。
不労所得という魅惑のキーワード
そもそも配当金や不労所得はその言葉が放つ魅力に溢れています。FIREブームも相まって、配当金で生活を賄う概念も非常に魅力的に映ります。私も米国個別株を始めた頃、配当も気にしてポートフォリオを組んだりなどしましたが、続かず短期間で入れ替えとなってしまいました。
不労所得という言葉の放つ魅力は今に始まったことではなく、不動産も含めてこれまでロングランな人気キーワードと言っていいでしょう。去年までのお祭り騒ぎが終焉し、今年は悲惨な株価推移となるグロース株も多く、FIREブームも過ぎ去ろうとしている感じがありますが、FIREの訴えは下火になりつつも高配当株投資はここから一層盛り上がるのではないかと思います。
不況耐性が味方するか
現時点でリセッションの懸念は強まっています。インフレとの戦いは峠を越えた感があり、ここからいよいよ本格的なリセッションが到来するのではと来年くらいまでのスパンで言われていることを目にするようになりました。
元来、株の分類上は高配当株はリセッションにも強いのではないかと思います。成熟企業として安定しており、グロース株のようにある日突然崩壊を迎える可能性は低いと言えるのではないでしょうか。リセッションが訪れるのであれば、業績が比較的安定している銘柄の人気はより一層高まるように思います。
また、日本では新しいNISAが控えており、非課税期間の恒久化と相まって配当が有する弱点である配当の度に税金が取られるというデメリットもなくなることになります。投資枠も拡充される見込みですから、制度的にも高配当株投資の魅力は高まるのではないでしょうか。
高配当株に及び腰
私としてはそんなことを指をくわえて見ながら、高配当株投資には乗り出さない予定です。一時期取り組んでみたもののあまり合わず、今はグロース寄りのポートフォリオで戦いながら見事に被弾していますが、これを高配当株へシフトしていく想定はしていません。
基本的な考えは投資当初から変わらず全世界株インデックスへの投資が有利と思っており、再投資も課税の影響を軽減できる投資信託型での投資を続けていきます。また個別株に関しても引き続きグロース寄りの構成となるでしょう。キャピタルゲインを目指した形になります。
周囲が盛り上がる中でその流れに乗らないことは一定ストレスだったり、悔しさだったりマイナスな感情が沸き上がりますが、10年以上続けることができ、それなりの成果を残せているピュアなインデックス投資をこれからもメインに据えていこうと今は思っています。
しかし今後年を重ねる中で、高配当株シフトもありなのではないかと債券も含めてインカムゲインは勉強する必要はあるだろうと思います。一旦はその時まで楽しみとしてとっておこうかな、などと思っています。
不労所得最高!という声があふれ出る世の中になりそうな感じはしますが、地味な投資信託型インデックスの積み立てと、長いかもしれない冬の時代をグロース株に夢を乗せながら過ごしていければと思います。
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