私の投資履歴書~インデックスを添えて~

モノクロさん家(チ)の運用記

全世界への長期投資で地味かつ着実に資産が形成される(予定)

投資を一切しない生涯資産形成もある

元来投資している身としては真反対の意見ですが、ふと興味が湧いたので少しだけ世界観を見てみました。

 

お金の不安を解消するたったひとつの方法を教えます

こちらの記事を読んでみました。

diamond.jp

既に投資している人から見ると時間が勿体ないので、ご本人も最後に書いてある通り要点は以下3つであるというのが中身です。

  1. 働くこと
  2. 収入を絶やさない方法を考えること
  3. 健康であること

要は全部働いて収入を得続けることに関連しています。1と2はほぼ同義ではと思いますが、2には定年以降の働き、本人は言っていませんが広い意味では副業も含まれるかもしれません。

とにかく、働き続けることを前提とし、それを支える健康を保って、常に収入を絶やさないよう考えろという事になります。

 

投資を一切しない生涯資産形成論

投資をせずにお金の不安を解消するための方法は、生活費は働いて稼ぐという前提のもとに、そこから足が出る分だけの貯蓄があれば良いというものになります。

彼女は元々家計管理に軸があるので、筋肉質な家計を作って余剰資金を生み出せるようにし、その大本となる収入は絶やさぬよう働こうね、ということです。つまり投資をせずに預金だけでお金の不安を解消するための方法とはこういうことになります。

細かい話は当然色々突っ込みたい所もあるわけですが、シンプルには余剰資金で年間100万円、数十年働く間に継続すれば退職時点で3,000万円くらいはあるじゃんという話で、しかもその先も再雇用含めて頭がしっかりしている内は働けるじゃないか、ということで老後2,000万円問題も無視できるという論法になります。

何度も言うように突っ込みたい所は色々あるわけですが、それでも再現性や投資をしないという前提を考えれば筋は通っていると思うのです。預金一本で、並みの年収の人間が生涯のお金を賄おうとすればこれしかないのでは、とも思えます。

 

手法論ではなく価値観

ひろゆきとも投資で激論していたようですが(見てない)、詰まるところこれは手法論ではなく価値観の話だという事になります。投資をすることが良いことか悪いことかみたいな次元で話すことではなく、そもそもそれは否と言ったうえでの価値観に沿った方法論である印象です。

実際に、元本棄損は絶対に許せないという価値観もあります。私も身近にいたので分かりますが、絶対にダメなんです。1日1時間1分でも元本割れは認められないという価値観があります。なので、この論法に対して投資のメリットとか語っても仕方がないというか、そもそも前提条件の一つに投資は絶対NGがあるんですね。

そんな言い方はしてませんが、言ってしまうと死ぬまで働けばいいじゃんということなので、これまた価値観としてそんなのは絶対嫌だという人もいるわけです。平行線を辿るべくして辿っている、そんな感じですね。

しかし投資によって人生大逆転、という安易な風潮もありそうではあるので、ある意味くぎを刺す意味では有意義な意見かもしれません。大した年収が無いのであれば働くんだよ、という極めて正論でもあるように思います。反対派からの意見にも学ぶべきものは多くありますね。

 

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