私の投資履歴書~インデックスを添えて~

モノクロさん家(チ)の運用記

全世界への長期投資で地味かつ着実に資産が形成される(予定)

製造業の国内回帰とMade in Japanの世界席巻

ドル円が130円台となり、慣れもあってか円高方向に振れてきたよねー、という感じです。ついこの間まで150円を突破して製造業の国内回帰等々が叫ばれていましたが、いつ頃回帰のピークが来て、その後日本製品が世界席巻するのを楽しみにしています。

 

円安は自民党の責任だ!

野党から激しく黒田総裁がなんやと言われていましたが、最近の国会でも円安について話しているのでしょうか。

特に財政論や経済論でどうこう言いたいことがあるわけではないのですが、とりわけ政治的観点から円安を語った人たちは特にその後円安について継続的な発信は無いのではないかと思ったりします。

円安は国力の低下、ともよく言われましたが、その観点だとここ数週間で日本の国力は大回復していますが、特に変わらない印象を持っています。増税するぞー、と息巻いているから日本の国力が回復したのでしょうか。と何でも冗談で言えるのですが、とりあえず激しく騒いだ結果としては何だか意気消沈感ありますね。

別に長い自民党政権下での影響が全くないよとは思いませんが、目先の為替水準で騒ぎ過ぎた感は否めません。まさに”投機筋”に弄ばれてしまったかのようです。(投機筋とは。)

 

製造業の国内回帰とMade in Japanの世界席巻

製造業の国内回帰と日本製品の復活も良く言われました。もはや過去形になりそうですが、実際に製造ラインの一部を日本に持ってきた企業もあるようです。しかし大回帰とも聞いておらず、早く回帰しないとドル円も120円台になってしまいそうですね。

今後数年にわたって150円台やそれ以上であれば実際に大回帰するのかもしれませんが、正直な所大規模に国内回帰させるほどドル円水準の見通しって円安で強気なのでしょうか。国内回帰させた企業の詳細まで知りませんが、目下中国のこともあって、実はドル円単体の理由で戻した企業って多くないのでは、と思ったり、戻したラインも中核的なものではなく比較的傍流のものではないかと思ったりしています。

経営判断として、目先のドル円だけでそれなりに時間や費用の掛かるラインの移し替えをポンと決めるとも思えないのですが、そうでもないとのことだと思うので、国内大回帰と日本製品の世界席巻を待ちたいと思います。

 

アメリカのすし屋がピークだったか

皮肉たっぷりお送りして来ましたが、海外移住者が円安によって円換算した時の給与がとんでもないことでしばしばワイドショーに登場しました。アメリカのすし屋さんが年収数千万円ですごいと話題になりましたし、銀行の窓口にドル転する人がたくさん来ています、みたいなのもありました。

今後のドル円水準がどうなるか知りませんので、また円安になれば当初の騒ぎの通りにもなりえますが、このまま円高方向に振れていくと振り返ればあの時がピークみたいな例の理論に当てはまってしまいます。

今回の円安は米国金利が発端だと思ってきましたが、実際に相関も高いのでその要素は強いと思っています。要するに、何だか分からないけど大盛り上がりで問題っぽいものは本当の問題では全くないことはあるんだと改めて思いました。

とりあえず批判することが前提にある議論にはあまり役に立つものは無いかもしれません。今後のドル円がどうなるかは分かりませんが、いつか落ち着いて水準が定着したら、改めて総括してみるのも良いかなと思っています。

 

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