私の投資履歴書~インデックスを添えて~

モノクロさん家(チ)の運用記

全世界への長期投資で地味かつ着実に資産が形成される(予定)

資産を増やしたいのにリターンに貪欲にならないという選択肢

投資はお金を儲けるためにやるのであり、投じたお金に対してどれだけ効率よく増やせるかのゲームです。しかし敢えてリターンに貪欲にならず、相場など気にしないスタンスが恩恵を引き寄せるかもしれません。

 

投資に関心が無いからこそ叩き出せるリターン

投資に関心が無いからこそ叩き出せるリターンに「市場平均」があると思います。要はインデックスに投資をしてホールドし続けることで実現できますが、投資に関心が高い程困難な道のりかもしれません。

インデックス投資もメジャーになり、某インフルエンサー曰くもはやインデックス投資は「大人の嗜み」らしいのですが、過去の実績を踏まえるとあながち間違いではないかもしれません。もちろん、過去はあくまで過去の話であり、今後の将来も同じリターンがやって来るわけではないのですが。

いずれにしても、インデックス投資に対する批判は概ね弱く、しいて言えばリターンが足りないという点において頷くものがあるように思っています。特に私が投資しているのはオルカンなので、S&P500などの米国単体指数に比べてゴミが多いなどと揶揄されることもあります。しかし日本がバブル時代に世界一で、そこから今の失われた30年がある訳なので、この先の将来もアメリカだけが強いかどうかは分かりません。リターンで言えばここ直近10年、あるいはそれ以上アメリカ単体の指数投資が強かったかもしれませんが、常に将来は分からないという点はあり続けると思います。

投資に関心が高まるにつれ、実は米国単体で良いのではないか、あるいは今後は新興国が来るのではないかとより多くのリターンを求めて投資先を選別したい欲求が湧いてきます。何よりインデックス投資には日々何か投資について考えたり行動したりする必要性が全くないので、暇だとかよく言われます。こういった点から、インデックス投資というのは長期にわたって投資に関心がない、あるいは下火な人こそ恩恵に与れるのではないかと思ったりします。

 

大きく勝てず、大きく負けず

eMAXIS Slimの各商品を見ると、去年のリターンはTOPIXが1位でS&P500が2位、一方で日経平均連動は下から数えた方が早い、そんな順番のようです。TOPIX日経平均の乖離も気になりますが、結局何が一番優れているかはよく分かりませんね。株以外で見れば先進国RIETは株以上に悲惨だったようです。

注目のオルカンですが、ちょうど真ん中暗いという感じで、米国株の比率が下がる分リターンも落ちました、という当たり前の結果になります。本来的に全世界株を買えばそうなるわけで、米国株が強い年にはそこには勝てず、新興国株が強い年にはそこには勝てず、とにかくリターン比較でトップになることは絶対にありません。指数の構成上、トップにはなりえないということになります。

しかし一方で、同様の理由から最下位になることもありません。トップにも最下位にもならず、イメージとしては常に毎年真ん中にいるということになります。つまり大きく勝つこともなければ、大きく負けることもないということです。

 

素人こそ投資収益に与るべし

2024年の新NISA導入を控え、投資が盛り上がることが予想されます。誰もが1円でも多く稼ぎたいのであり、この銘柄を買ったら2バガーになる、次はこれが来る、そんな話に乗っかりたくなるものです。もっと言えば、高配当株が良いとか、グロースが良いとか、そういう話も同様です。

しかし、色々な投資を突き詰めていくとシンプルにインデックスで良いのではないか、という問いに立ち返ることに気づくまでそう時間はかかりません。連続増配ですら、インデックスの断続的増配で良いのではないか、そんな風に思えてきます。

投資への関心が高まるにつれて、インデックス投資への熱意は下火になりがちです。圧倒的につまらないし、刺激もありません。だからこそ、インデックス投資で投資収益に与るには素人ほど相応しいのではないかと思うのです。もちろん100%儲かる未来が待っている訳ではありません。誰しもインデックスの物足りなさを感じつつ、同時にインデックスの偉大さに気づいていくものです。長い旅になりますが、その時間を報いてくれるだろうと信じて、インデックス投資を継続していこうと思います。

 

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