逆張りすること、底値を狙うこと、その難しさは過去を振り返ることが出来る今では正しく認識できないように思います。今まさに逆張りする好機が訪れていますが、私は投資することができないと思います。
逆張りの好機はここにある
Googleに思いを馳せたことの派生で考えています。
Googleは逆張りの好機にあるのではないか、そんな思いが湧いてくるのが正直な所です。また足元上がってきていましたが、少し前までのビットコインもそうだったかもしれません。逆張りの好機だったのかもしれませんね。
過去のチャートを振り返る時、底を打ったこと、そこからどの程度上がったのか、そんなことは誰もが明確に分かることです。ドットコムバブル、リーマンショック、コロナショック、それらの底で買えていればどれだけ今資産は増えていただろう。
また派生として、●年前にAmazonに投資していたら今いくらになっていたか、という類の発想も同じだと思います。
しかしこういうものはあくまで未来から振り返れる今だからこそ言えることで、当時はそう簡単な話ではなかっただろうと思うようにしています。無数に倒産していったドットコムバブルでAmazonが生き残り爆発的に成長すると思えたか、世界が壊れたリーマンショックでこれまで通り企業は稼げるようになるのか、そういう時代にいつ戻るのか、得体のしれないウイルスで多数の死者が出る中、確たる未来を描けたか。正直そんなことは誰が考えても無理なように思います。
サイトで注文された本を梱包し、車に乗せて配送業者にベゾス自身が持って行っていたAmazonが、今のようになる姿なんか誰にも(ベゾス本人すら)描けないのではないでしょうか。(描けるかもしれません。故に天才です。)
未来からの振り返りは卑怯
だから自分に対してもこのタイミングで買えていれば、と批判的になっても仕方ありません。確定的な未来を知っている”今”の私から”過去”の私にモノを言うのは卑怯だとも思います。
翻って、Googleはビジネスモデルの心臓部である広告モデルに苛烈な攻撃を受けている状態です。無くなるとは思いませんが、広告市場に占めるそのシェアは落ちる可能性は大いにあります。(落ちない可能性も大いにあります。)シンプルに逆張りするには、特に保有期間を長く想定するなら危ない面もあると思います。要するに10年後に大儲けしている姿を想像して逆張りだ!とここで入るには勇気がいるということです。
Googleはこの競争に勝つかもしれませんし、負けるかもしれません。そして互角以下の結果になればGoogleは稼ぎ口を見つけずこのままでいる限り昔のようには稼げなくなります。つまり将来のファンダメンタルを棄損するかもしれないポイントに居る可能性があるということかと思います。
あの時買えていれば、と思う時、目の前にある危機に瀕してさえない値動きの銘柄を眺めると、まさに今が”あの時”なのかもしれません。成功するかしないかは未来が決めることですが、逆張りや底値拾いが難しいのはひとえに未来が分からないからでもあります。
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