2020年、2021年を振り返った時、反省点の一つとして利益確定しなかったことを上げようと思いました。
3バガーを損切り
2022年、とある銘柄を損切りしました。しかし前年の2021年、その銘柄が到達した株価は取得単価の3倍でした。3倍自体は世間と比べれば大したものでもないのでどうでも良いのですが、わずか数か月でそこまで達した収益を取り逃がすどころか損失を食らうという経験をしています。
損失は僅かであり今もこうして投資しているので甚大な影響はなかったため、その点は良かったと思いつつ逃がした魚は非常に大きかったと思わざるを得ません。
ハイグロブームだった当時、大小あれどそういった事象は頻発していたと思います。ある意味誰もが経験したと言っても過言ではないと思います。インフルエンサーに乗っかり、上がる株価自体に乗っかり、将来性抜群との根拠で長期投資のつもりで短期投資をしていました。
長期保有とガチホの呪縛
私は長期投資を信奉しています。長く投資することで負ける可能性が低くなっていく、特にインデックス中心の投資に関して何らスタンスは変わっていません。
しかし、長期投資をすること、長期保有すること、ガチホすること、そんなことに固執して手段が目的になっていたと振り返って思います。今は結果として長期保有できる、言葉遊びのようですがそんな考えになってきました。あくまで個別株に関しては、ですが。
利益確定の重要性
3倍株はどう扱えばよかったのでしょうか。今わかる結論は、利益確定をしておけば良かったのではないか、という事です。
ちなみに、その3倍株は今当時の取得単価よりも下まで落ち、業績好調で盛り返ししつつも3倍になった時の株価に戻るまでにどのくらいかかるのか分からないような状況です。繰り返しですが、今も業績は好調です。決算もずっと良い。ただ当時のその高値は遥か先にある、そんな状況なのです。
しかしここで、安く買って高く売る、山のてっぺんで売れるようにする、というのは安易であり、それを否定するからこそインデックスの積み立てをメインにしているわけなので、あまり有用な学びになりません。
私が今思うのは、長期投資、長期保有、ガチホを決め込んだとしても、買われ過ぎれば一部でも売る決断を柔軟にしてはどうか、という事です。てっぺんで全部売れるように何か技術を磨き、情報感度を高めるという類の話ではありません。もちろんどこが山になるかは分かりません。だからそうなるかは結果論でしかないのですが、少なくとも自分がどこまで行けば買われ過ぎと判断するのかのルールと、全部売却せずとも部分的に利益確定することに億劫になるな、という教訓を考えています。
ガチホは手段でしかありません。長期投資も然りです。手段を目的化することで自分で自分を縛ることになり、ひいてはそれが損失をもたらす、という側面を感じます。何が正しいかは分かりません。人によっても答えは違うでしょう。それでも必要なのは自分がしっかりお金を増やせるルールであり、他人から見て賛同を得られるかどうかではないということです。お金を増やす度合いも人によって要求は異なります。
過去の失敗を授業料にできるように、感じたことや思った事は未来に繋げていきたいです。
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