私の投資履歴書~インデックスを添えて~

モノクロさん家(チ)の運用記

全世界への長期投資で地味かつ着実に資産が形成される(予定)

相場が悪い時、儲けられない時、資産が増えない時が投資家の本領を発揮する時

投資を長らくしてきましたが、相場が良い時には新規参入者、既存投資家の爆益報告など相次ぎ、相場が悪くなるとパタリと静かになることを経験しました。

 

コロナショック後の盛り上がりを忘れない

2020年、2021年と空前のハイグロース株・IPO株の爆上がり相場を経験できました。私の場合、経済的に得られたのは損失のみでした。

 

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Twitterには毎日のように爆益の報告。数日、数週間で株価が2倍3倍と跳ね上がり、次はどれだとIPO情報が目まぐるしく流れ、インフルエンサーも数々推奨を出していた。そんな記憶が残っています。

2020年3月にコロナショックが止まってから、その後の爆上がり相場で資産の伸びは体感できるほどに勢いがあり、未だにその感覚の後遺症を感じている今日この頃です。それ故に2022年の資産の伸び無さは辟易とするほどでした。

今振り返ると、その時見ていた有名なアカウントさんでいなくなってしまった方も多く、IPO情報の発信源ともいえる情報発信をしてくださった方も発信をやめられてしまいました。また隆盛を極めていた某インフルエンサーさんも今はTwitterYouTubeでも見ることはできません。

やめられた方が全員損をしたわけではないです。むしろベテランや知見のある方々だったので、売り抜けたんだろうと思いますし、投資収益でなくともその時の広告料等で得た収入も大きかったのではないかと思っています。

当時を思い返すとまさにバブルという他ないように思うのです。でも少なくとも私はそんなことを感じつつもやっぱりバブルの渦中にいるなんてちゃんと思えていなかったんだなと思います。バラ色の将来性を確度の高いファンダメンタルの一部だと思っていました。

あの相場は素人ながらに記憶にとどめておきたい所です。

 

「まずは生き残れ。儲けるのはそれからだ。」

ジョージ・ソロスが言いました。

「まずは生き残れ。儲けるのはそれからだ。」

まさに私は個別株の一部で見れば生き残れていませんでした。-50%の爆損をこいて、それでもなお将来は明るいのだと握り続けようとしていたくらいです。

 

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私の場合、ポートフォリオの一部を限定的に割いていただけであり、全体で見れば資産の大きな棄損も招かず、今でもこうして投資を続けています。しかしもしあの時、将来性を信じて、そして一夜にして多額の資産を得ることに賭けて大きく乗っていたら、私のなけなしの資産は半分に目減りしていたのですから、本当に生き残れていなかったかもしれません。

相場が好調な時は誰もが儲けられます。まさに寝ている間にお金が勝手に増えている状態になり、買う銘柄は次々当たり、まるで自分は才能があるかのように錯覚することが出来ます。だって外しませんから。

それもこれも全体が調子良いからであり、下がっているものの方が少ない中でそれだけを引き続けることの方が確率的に難しいというものです。数々の個人投資家が情報発信を始め、レバレッジを掛けて稼ぐだけ稼いでいく人が目立ちます。しかし曲が止まれば一瞬でダンスパーティーは終わるということです。

目立たず淡々と”自分の”投資を続けてこられた方は、インフルエンサーでなくともたくさんいて、実際にたくさん資産をお持ちであることに気づきます。決してダンスパーティーの主役になることはありませんが、曲が流れていようと流れていなかろうと自分の日々の行動を淡々と続けてこられた方のような印象です。

また2024年の新NISA導入から新規参入者がたくさん増え、相場次第ではパーティーが始まります。その時自分はどう立ち回るのか。曲が流れていない時にこそ、投資家の本領が発揮されるのかもしれません。

 

 

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