私の投資履歴書~インデックスを添えて~

モノクロさん家(チ)の運用記

全世界への長期投資で地味かつ着実に資産が形成される(予定)

魔神ホールドで人生が変わることに賭けるか

ネットスラングだと思っていますが、魔神ホールドやガチホといったとにかく保有することを目的化した投資で人生は報われるでしょうか。

 

長期投資を目的化すること

株式への長期投資は報われる可能性が高いことは過去の推移を元にした分析などから良く語られます。またバフェットを始め、長期投資によるリターンを叩き出してきた著名投資家、実は一番リターンが良かったのは死んだ人、などエピソードも含めると話題には事欠きません。

私もインデックスは長期投資と完全に割り切っていますし、個別株でも長期投資を念頭に投資をしています。(とはいえ、個別株はよく売買してしまっています。)

今年の個別株投資では、「長期投資だから」に逃げない投資を心がけようと思い試行錯誤しているのですが、改めて長期投資とは何だと考えています。

 

shiawase-investor.hateblo.jp

現時点で、「長期保有をするために投資をしているわけではない」という考え方に落ち着いてきていますが、某商品の話題ではガチホや魔神ホールドといった単語を見ることがあります。

長期投資が報われやすいということから、翻って長期投資をする必要があることに繋がり、最終的に何が起きても長期保有し続けなくてはならないという自分で自分を縛る選択をしているのではないかと自分に対して思う事がありました。

私の投資は長期保有が目的なのか?

ということです。本来的には、お金を増やすことが目的であり、その手段として短期から長期投資、ロングもあればショートもあるし、株も債券もFXも仮想通貨もある、そんなことではなかったかとフラットに考えるようになりました。

今自分が抱えている銘柄をどんな悲劇や歓喜が襲っても握り潰すほどにホールドすることが目的ではないという基本的な話に立ち戻った次第です。つまり、長期保有することを目的化すべきではないという事です。

 

人生の一発逆転をマーケットに託す

これまで貯めた1,000万円の全額をレバナスに投資し、ここ最近の相場により含み損が-50%に達している。そんな話を目にしました。ここでレバナス自体の良し悪しを論じるのは脇に置いておきます。SOXLでも何でも話は同じだと思うので。

シンプルに私が感じたことは、なぜこれまで貯金一本で地道に積み重ねてきた1,000万円をいきなり全額レバレッジ商品に投じたのか。そしてそれが半額になった今では痛みも感じずナンピンを続けホールドし続けることに賭けているのかということです。

有益な情報源が多数あって、それも無料で手に入るこの時代に、いきなりそういう選択肢を取らせることの闇を感じるというか、最終的に投資は自己責任ではありつつ、そういう事例を数多発生させていることに誰も何も罪の意識もない状況には辟易とします。個人的にはジュニアNISAでそういった銘柄へ全振りしている親御さんを見ると悲しい気持ちになるものです。

何となく共通しているのは、人生の一発逆転を賭けている傾向が見られることです。指数に投資をするという比較的分析や調査が必要のない投資で、他人を出し抜くほどに多額の資産を小元本で得てやろうという心意気が感じられます。高所得な方があまり見られない傾向も感じます。要はマーケットに自分の人生での一発逆転を賭けているのでは、ということです。

どこまで行っても投資に関しては判断した自分に責任があると、少なくとも自分自身に対しては思うべきと私は考えています。何年なのか、何十年なのか分かりませんが、投資の出口となる時に大きく儲けているか、損しているかは分かりません。いずれの可能性もあるでしょう。

一発逆転の気持ちは投資家の誰もが思っていることだとも思います。私も綺麗事を言いつつ僅かとはいえ仮想通貨を持っていますし、株においても10バガーに類する話は一発逆転の一部ではあろうと思います。しかし、自分の人生や子供の人生をマーケットに完全に託すのは、見方によっては無責任だと見られることもあるでしょう。

自分の人生に恥じぬよう、後ろめたい投資はしないよう心掛けたいものです。

 

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