私の投資履歴書~インデックスを添えて~

モノクロさん家(チ)の運用記

全世界への長期投資で地味かつ着実に資産が形成される(予定)

新NISAについて勘違いされたまま審議や質疑がされていること

来年導入される新NISAには大きな期待がかかっています。現政権で紛れもなく一番の政策になると思いますが、何だか勘違いされたまま取り上げられていることがあるようです。

 

新NISA=投資=日本株

国会フリークではないので詳しく前後の文脈まで知りませんが、たまたま目にした切り抜き動画で新NISAの導入を控える中、日銀が大量のETFを持っていることから市場が歪んでおり、投資を始めた人の害になるのではないかと質疑されていました。

日銀の政策や市場の歪みに関しては一旦脇に置きますが、新NISAがイコール日本株への投資との図式が頭にあるのでは、と思わせる政治家の発言がちらほら見えます。間違いなく”勘違い”であるように個人的には思っています。

足元で既にS&P500をはじめとして、米国株式の連動指数へのインデックス投資が一般的になりつつあります。私の場合オールカントリーへの投資ですが、いずれにしても米国株とその他各国の株式へ投資することは何も不思議ではありません。

個人的には新NISAにより日本市場への資金流入は当然ある(今は貯金しかしていないのだから)としても、全体の総量に対する割合は海外の方が圧倒的に多く、国内のお金がグローバル各国へ散らばっていくイメージの方が圧倒的に強いです。

もうすでにグローバル投資をしている身からすると”まさか”という感じですが、全く投資をしていないと株式投資がイコール日本株を指すというのは自然なのかもしれません。

 

投資の海外進出は信じられないくらい容易

ネット証券の登場によって多大な恩恵を受ける時代となりました。インデックス投資であれば投資信託や国内上場のETFでも済みますが、個別株についても少なくとも米国株への投資は非常にハードルが低いのが今の時代です。(ヨーロッパ株は取り扱いが少ないので投資できない環境が続いているとは思います。)

いずれにしても、海外で働こう、海外で暮らそう、そんなこととは比較にならないほどに海外の株を買う事にほぼハードルはありません。英語が出来ずとも翻訳ツールは山ほどあるわけで、少なくとも文字ベースの上方であれば全く分からないままに、という状況には今の時代ないでしょう。

もはや、株式投資をすると言った時に入り口の段階で米国株にするかどうかがあるのであって、株式投資日本株の時代ではなくなってしまっています。故に、新NISAに絡めて国内株式のみを念頭に置いたような話はどこか片手落ちというか視野の狭さを感じさせます。

また、一時期やり取りされていた国内での成長の果実が海外流出しているなどの概念的な話もナンセンスで、日本株に投資している外国人もいれば、米国株に投資している日本人もいるのです。互いに流出させ合っているだけの話で、新NISAに関しての話も国内の成長の果実を還元・循環といった話で留まるものでもありません。

いずれにしても、海外への投資というのはあり得ないくらい簡単な時代だという事です。

 

投資はやらないと分からない

預貯金や土地のみで資産が構成されている政治家が圧倒的多数な中で、投資したことない人が何となくの感覚でどうこう問い詰めるのもあまり生産的なようには思われません。

リスク許容度の話然り、投資というのはやって経験して時に傷つき痛めつけられて、そんな実感がないとなかなか身にならないとも思います。-50%にも耐えられると思うのは想像の話であって、実際に経験すると言うほど平常心ではいられない、そんなものだと思います。

何やら日本株ばかりの話がされているようでイマイチ刺さらない。そんな感じを受けます。

 

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