私の投資履歴書~インデックスを添えて~

モノクロさん家(チ)の運用記

全世界への長期投資で地味かつ着実に資産が形成される(予定)

【懺悔の記録】投機に失敗しました。

SVBの一件から相場は急変し、SVB自体は破綻する中で恐怖が渦巻いています。状況に不透明感は強く、ここから先がどうなるか分かりません。そんな中、下心丸出しで低レベルなトレードに乗り出し失敗しました。今後の糧のために記録を残します。

 

禁忌を破る下心トレードに乗り出す

寄り付きから荒れた展開となり、何やら下心が出てきていました。今回のトレードでは事前に持っていたルールの内、相当数を破って実行しました。ビギナーズラックも起こらず、結果として損失を出しました。

 

投資対象外の業種に手を出す

従前より投資対象としない業種をいくつか設定しています。儲かる儲からないではなく、自分が理解できたり値動きや業績の変動性など合う合わないの要素が大きいです。

しかし、今回は対象外としていた銀行株のトレードに乗り出しました。

 

短期トレードに手を出す

長期投資をしたいと思っています。結果的に短中期で終わる(目論見が外れるなど)は当然ありますが、願わくば長期保有できる銘柄を選びたいですし、理想としては長期保有できている状態を考えています。

しかし、今回は短期で売ること前提でトレードに乗り出しました。

 

買値を探らず手を出す

何回目かの取引ルール変更によって、現在買いに入る場合の値段設定やロットの作り方を一応のルールとして持っています。精度も含めて厳密なものでもないので指値自体は当てになりませんが、一応はルールとしてあり、少なくとも欲しいから今買いますというのは出来ないルールになっています。

しかし、今回は今買うことを優先してトレードに乗り出しました。

 

経過と手じまい

イデアを思いつき、銘柄を探し始めました。ルール上金融株は対象外なので普段見ておらず、ネットの情報を拾い集めてめぼしい銘柄に絞りました。かなり手っ取り早くピックし、ファンダメンタルもほとんど分からない状態。(悪い①)

リスク分散のため、入れる総額資金も抑え3銘柄へ均等に資金を入れた。(良い①)

エントリー直後からプラス推移し、1銘柄はすぐに2桁%の含み益となった。(ー)

値が下がり始め、しばらく様子見。(ー)

下げが止まらず、含み損に転落して徐々にその幅も拡大。(悪い②)

思っていたほど簡単な状況ではないことが追加情報収集で判明。様子見。(悪い③)

元々短期だったことを見つめ、全て含み損で決済。(良い②)

 

今後の教訓

自身への今後の教訓です。

 

悪い点

1.大した情報収集もなく銘柄をピックすること

入り口の失敗です。最低限というか、全く調べなかった訳ではありません。しかし普段見てもいない業種に関して、付焼刃的にピックアップしたことは根本的な間違いでした。自分が何に投資しているのか分かっていないことが後に突き付けられます。

 

2.想定を外れて損が拡大するのを様子見

値動きが激しく、あっという間に含み損へ転落しました。転落後に起きたのは「また値段は戻るかもしれない」というあるあるな感情です。上下に揺れ動く中で、もしかしたらもう一度上げ始めると思う気持ちはバカみたいですが本当に強いものだと再認識しました。

 

3.想定が間違っていたらすぐに切る

見切り発車でエントリーしたため、値段が動く最中に色々調べてみると、もはやその銘柄自体がミーム株状態で散々Twitterで論じられていました。しかもそれは私がエントリーする数時間前から始まっており、それすら見ていなかったのです。ミーム状態のものに乗っかるのは良くある話ですが、自分がそれを知らずにイナゴ戦争に嵌っていたという結構愚かしい状況でした。

今考えると恥ずかしさしかないのですが、その場その時は夢中でした。

つまり、総じて自分がどういう状況の中でどういった思惑で動いているか全くわかっていない中でプレーしていたことになります。自分が何に投資しているのか全く分かっていなかったのです。

 

良い点

1.アイデアに全力しなかったこと

もはや癖だと思いますが、全力で突っ込むということができません。今回損失を招きましたが、この点があったおかげで致死的なものには全くなりませんでした。エントリーのタイミングで最大リスクを限定しておくのは命を守るために大事です。

信用二階建てで全力投球するのは、プロ中のプロだけが許されることなんだと思います。

今回もこれができたのは良いことだったと思います。

 

2.損切り

損失が膨らむ中、持ち越しても良いのではないかと頭によぎりました。ストーリーは生きていると、今日この日はダメかもしれないが、もう少し期間を延ばせばストーリーに適合すると思ったのです。

しかし、元々短期だったはずで、ストーリーは生きているのではなくその時の自分の勘定で合うように変化させた、つまり変わったということです。そう、死んでいたんですよね。でも生きていると思いたかった気持ちと、そのために保有期間を当初想定から伸ばすという安易な道に走る所でした。

金曜日だったから良かったのかもしれません。週末を跨いで持つのは得策ではないと思い直すことが出来ました。これは失敗しているんだと受け止めることが出来ました。最終的に私が売った時より高い価格で引けましたが、結局買値までは到達せず、損失が軽減されただけの状態になっていたでしょう。しかしその瞬間はこの後どうなるか全くわかっていなかった訳なので、売るべきだったんだろうと思います。

 

自分の勝負をすべき

ふと保有株を見ると、もっと自分が見るべき銘柄はあったことに気づけました。余計なことをしている場合ではなかったのです。

短期が悪い、投機が悪いという話ではなく、自分が戦うと決めた領域で勝負をした方が、まだ勝てるだろうし納得がいくだろうと改めて思います。慣れないことに手を出し、抱えなくていい損失を抱えるのは実にバカげた所業でしょう。

短期には短期の、投機には投機の勝ち方やスキル、能力が必要なのであり、それを無視して取り組んでも勝ち目など無いという事です。

これを機に改めて自分の投資を見つめたいと思いますが、一時の誘惑に駆られて下心丸出しのトレードをしたことを恥ずかしく思います。限定的な損失で収めることができましたが、これをプラスに変えられるよう今後の糧にしたいと思います。

 

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