インデックスのバイ&ホールドは脳死の投資ともいわれます。何が悪いのか分かりませんが、経済合理性があるのであればシンプルに脳死し続ければ良いと思います。
インデックス投資を巡る論争
私は資産の多くをインデックス投資、それもオルカンで構成させていますが、新NISAの導入も控えてインデックス論争がまた盛り上がりそうです。オルカンvsS&P500といったテーマは”永遠”であり、昔は先進国vs新興国などこういう図式でのテーマは常にありました。要は10年以上に渡って、同じような構図でのテーマで討論が繰り返されているということです。
私のスタンスはインデックス投資に手間などかけるなというもので、細かいことに頭を使ったり工夫したりする労力を使うことなく、”適当に”積み立て設定して続ければそれで良いと思っています。
今やインデックス部分に関しては完全に脳死状態の私ですが、過去からもそれでリターンが生まれていますし、その結果にも満足しています。インデックス投資を合理的な方法で完全に反証するのは難しい現代において、こういうものの論争に油を注いでも何かリターンに繋がるとも思えません。経済合理性があるのであり、感情や思惑抜きに凡人がマーケットの恩恵を得ようとすればこれより他に優れた投資は無いというのが私の見方です。
脳死の投資で何が悪い?
バフェット、ソロス、誰でも良いのですがアクティブに投資して大きなリターンを得られる人がインデックス投資をしていれば脳死で何やってんだ、と批判もされようと思いますが、大多数の凡人にとっては脳死を批判されるほどに他に優れた方法などありません。
インデックス投資は投資の技術が磨けないとの話もありますが、仰る通りなんら投資の技術など身につきはしないものの、その意思がない凡人にとってそれがデメリット、ましてや致命傷になるとも思えません。何より、それが気になる人はポートフォリオの一部で個別株などもやっており、インデックス投資=ポートフォリオ100%でもないのは至極当然のことだと思います。そして多くの人が自分の個別株よりもインデックス部分の方がまともなリターンが出せていて苦笑いしていることと思います。(私はそれでも個別株は好きです。)
いずれにしても、勝った負けたというようなひろゆき的論争をするにはあまりに実入りが無く、積み立て設定して放置しとけば長期であるほど恩恵は”ありそう”なのでそれで良いではないの、と思ったりするわけです。
インデックスは奥深いと思います。その論理や投資そのものを見つめる点では深い議論もできると思っていますが、一定以上は学者先生たちの世界観でもあり、シンプルにマーケットの力も借りて資産形成する程度の凡人には趣味以上のものではありません。あまり頭を悩ませたり言い合ったりするのではなく、何を長期でバイ&ホールドするか決めたらあとは設定して忘れてしまえば良いと思っています。
私はインデックス投資のみをするにあたって、マクロ経済その他のニュースや事象に対する興味すら不要と思ったりするほどですが、それすらなくてもマーケットの力を借りることが出来るという点が”素晴らしい”のであり、それに対して疑念を持つのは投資に対する期待値の違いであると思います。脳死の投資で何が悪い?人目を気にせず自分の投資を続けるのが大事かもしれませんね。
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