私の投資履歴書~インデックスを添えて~

モノクロさん家(チ)の運用記

全世界への長期投資で地味かつ着実に資産が形成される(予定)

インデックス投資に勝つのではなく負けないという事

指数に勝つのではなく負けない運用で結果的に勝つという考え方は大事なのではと思いました。

 

指数に勝てるか

インデックス投資は金融の大きなイノベーションの一つであると思っています。それだけ強力であり再現性が凡人にとってある唯一と言っても過言ではない手法ではないでしょうか。

しかし私も含めて多くの人が個別株投資をしています。そして個別株投資の多くはインデックス指数に勝てないといわれているのです。しかしインデックス投資という強力な選択肢がある中で個別株をやる以上、願わくば0.01%でも指数には勝ちたい所ですね。私もささやかな願いとしてそんな思いが0ではありません。結局、個別株投資をして指数に負けることの合理的な理由は何もないからです。高配当株投資を含めてインデックス投資でない理由を数多の人たちが語りますが、ほとんどは定性的な理由であり、経済合理性のある説明はできないと思います。私はできません。それだけインデックス投資って強い(リターンではなく。)ことの証左であると捉えています。

 

勝てる運用即ち負けない運用

指数に勝とうとすると10バガーを当てよう、どれが最も値上がりをするか、と探すのが自然な流れです。しかし結局の所、そういう比較的短期で上がる可能性のある銘柄はボラティリティも大きかったりで、結果10バガーにはならないし、なんなら株価は下に掘っていくし、で損失確定することも一般的なんじゃないでしょうか。少なくとも私はハイグロブームで経験済みです。

ミネルヴィニの本に自身のトレードを振り返った時に適切な損切りができていれば、それだけでリターンは大幅に改善する事に気付いたというエピソードがあったと思います。故に損切りは大事だという文脈ですが、これは負けない投資であるということを改めて理解しました。

またバフェットは損をしないこと、その原則を忘れないこと、と言っていますが、これも損失を出さないという側面での格言であり、同様に負けない投資であるという事だと思います。

当たり前のことを色々と考えていたのですが、インデックス投資というのはフルインベスト状態の指数であり、自分のポートフォリオにキャッシュを計上する場合は基本的にアップサイドでは付いていけない傾向になると思います。一方で、下落局面ではキャッシュの目減りは無いために指数より下落幅は小さくなる傾向があるでしょう。超長期的には株式の方が有利ですが、短期になるほど額面で目減りしないキャッシュポジションもポートフォリオのリターンには大きな影響を与えるということになるんだと思います。

1発当てて指数に勝つのではなく、指数に負けないことで結果として指数に勝つという言葉遊びのようなイメージの違いは大事なのかもしれないと改めて思いました。

 

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