私の投資履歴書~インデックスを添えて~

モノクロさん家(チ)の運用記

全世界への長期投資で地味かつ着実に資産が形成される(予定)

頭金なしフルローンで情報格差により勝敗が決まる戦いを挑むこと

引き続きワンルームマンション投資の話。やる予定がある訳では全くないものの、経験者は語るとばかりに実際に失敗している人の相談を見ると学ぶことが多くあるように思います。

 

不動産投資は情報格差で戦う

私は不動産投資の知見がないので、あくまで投資という広義の中で同居している素人の感想です。

不動産投資は情報格差が大きいように思います。不動産会社と初心者投資家の間には猛烈な格差があり、その格差を利用して差額を取る投資になりがちです。ワンルームマンションで失敗する経験者に共通して言えると思うのが、まんまと不動産会社の言う事を信じていたということです。契約の内容も、どう処理するのかも全く分かっていません。何なら自分の買い値しか分かっておらず、周辺地域で見た場合の資産価値や家賃相場も全く把握していない人も多くいるようです。驚くことに、毎月の収支を問われると「少し赤字」「トントン」と答えますが、そこには税金や諸費用は入っていないことも多いそうで、要はすべてのキャッシュフローをちゃんと含めると大赤字になっているということです。

故に業者の圧によって買い入れるんだろうと思いますが、あまりに丸腰で35年のローンを、それも頭金0もしくは数十万円という額で借り入れています。結果起こることは資産価値の下落(買った瞬間に落ちているわけだけど。)により売却(=損切り)しようにもローンの残債との差額で数百万円手出ししなくてはいけないという顛末です。ここでさらに驚くことに、投資家側の預貯金は数十万円や0の場合も多々あるという事でした。

持ち続ければ毎月の赤字を払い続けることは当然ながら老朽化により修繕費などコストも上がり、比例するように資産価値が起き、損切りにはより一層の手出しが必要になります。要するにもう抜け出せない状態に詰んでしまうということでした。

 

フルローンで情報格差戦に挑むこと

情報格差で勝敗が決まる勝負に、全く無知識なまま借金までして臨むのがこういう投資であると改めて感じさせられます。サラ金から借金したお金で、打ったこともないスロット(設定1)の席に座り、目押しどころか何が揃ったら勝つのかも分からないまま人生初めての勝負をしている。これと何ら変わりない。でもそれは大バカ者と言えるが、ワンルームマンションは買ってしまう。かなり闇を抱えた領域であるなと思いました。

正直株でも似たようなもので、信用二階建てか何か知りませんが、イナゴで集った挙句に多額の追証が発生するみたいな話もそこそこ出てきます。結局は物事使い方であるということでしょう。

投資は楽には稼げないという事を知らないといけません。どこにでもいる平凡な貴方(プライム上場企業のエースでも所詮はそう)だけに特別な儲け話などありません。年収1,000万円?2,000万円?一般的には高所得かもしれませんが、投資の世界で相手にする金持ちの定義では末端も末端で話にならない規模でもあります。とある人は「たかだか数千万の資産で偉そうにするな」と皮肉交じりに言ったようです。でも確かにそういう世界なのです。

損切りするために親族から無心を受ける、あるいはサラ金に土下座しないといけないようなリスクを負うべきではありません。サラ金から何百万も借りたら人生が詰んでしまいます。自分は特別な存在だと思わないこと。どこにでもいる平凡なただの人であると思うこと。エリートだからこそ巻き取られる投資なのかもしれませんね。

 

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