今年は特に新たに買ったものを中心に当たることが多く、バークシャーの売買に近似する取引もあって、私もとうとうバフェット並みの選株眼を手に入れました。ありがとうございました。
バフェット並みの選株眼?
古くはMicrosoftがOpenAIに関わる少し前のタイミングで買っていました。これは自分No.1の取引で、これを再現したいと思い続けています。厳密にはOpenAIの件など知る由もなく、たまたま自分が買った理由が偶然のAIブームと親和性があり、結果いい方向に進んだというだけです。
今年に入って買いと売り双方でバークシャーと被る事、ニュースの反応にぶち当たることなどが多く、値が飛ぶようなことに結構出くわしています。とうとう私もバフェット並みの選株眼を手に入れたのだと誇らしく思っています。
嘘です。
どう考えてもそれぞれの取引、タイミングは偶然であり、たまたまであり、それ以上のことではないのです。買った理由、売った理由がそれっぽく同じであったりもするんだと思いますが、どう考えても偶然以上のことではありません。今年はそういう偶然が異様に多い年のようです。
雷鳴轟く時
そもそも相場が良いから損をしないというベースの事情もあります。大きく下げてからの反発、それが反動の時も、ニュースの時もありますが、そういうものに恵まれるのも単なる偶然です。
変に卑屈になっても仕方ないので、昔よりは考えて投資をしているから多少マシになった面はあるとは思います。しかし「多少の成長はあったね」と褒めてあげる程度で留めておくのが吉だと思っています。
結局、株価の変動においてサプライズをもって上がる時、ブームにぶち当たって上がる時ほどインパクトのあるものはありません。雷鳴轟く瞬間に保有しているかどうかはそういう意味でも結構重要なのだと再認識しています。しかし、何をもって雷鳴が轟くのかは全く分かりません。考えたことが当たることもあれば外れることもありますし、そもそも考えていたことが理由で上がったのか下がったのかも分からない訳であります。
投資は一種の科学である側面はあると思うので、何でもかんでも偶然です、というのもイケてないとは思うのですが、未来が読めない以上、凡人にとっては偶然の要素を過小評価する訳にはいきません。私は機関投資家でも優秀な個人投資家でもないので、何発か連続で当たったからといって大胆に振舞う訳にはいかないのです。
結局は買った株に雷が当たることを祈るような形になるんだろうな、としみじみ思いますし、せいぜいその祈りを続けるべきかやめるべきか考える程度なんだろうと思うのです。快晴の中祈り続けても確率低いよね、という程度の話ではあります。
まぁ雷鳴轟く瞬間に居合わせた場面は多いものの、結局は保有比率が低いなどの理由で大した利益にはなっていません。例の如く指数にも負けております。
変に気負わず、傲慢にならず、自分なんか大したことは無いと思い続けながら学び、少し褒め、慎重に投資していこうと思います。あれ?俺できるぞ?と勘違いした時に余計なリスクを抱えることになると思います。私は。
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