私の投資履歴書~インデックスを添えて~

モノクロさん家(チ)の運用記

全世界への長期投資で地味かつ着実に資産が形成される(予定)

現役世代向けの政策と私たちの悲惨な老後

衆院選も後半に差し掛かり、各党の情勢が伝えられる中で現役世代向けの政策を推している国民民主党に勢いがあるようです。現役世代向けの政策に大賛成しつつ、最後は自分の身は自分で、を改めて感じる今日この頃。

 

手取りを増やす、負担を減らす

現役世代向けの政策が風を作っているように思います。私も大賛成ですが、一方で私たち若い世代も責任をもって賛同、応援しないといけないなと思っています。

当然人によって手取りは違うし、家庭事情によって生活の余裕さも異なります。現実問題として、減らされた負担分を生活のために消費しなくてはならない人もたくさんいると思います。もう物理的に余裕がない人たちは国が助けるべきであり、そのセーフティーネットとして生活保護や再分配があるので、私としてはそういう機能はちゃんと整備し、助けるべきだと思っている、が前提にあります。

その上で、減らされた負担をそのまま余剰消費する人たちは人柱になる可能性もあると思います。経済のこと考えたら消費に回すべきですし、むしろこういう人たちこそヒーローなのですが、あまり調子に乗って消費し尽くすと何十年後かにちょっと大変な事にもなりそうです。

 

私たちの悲惨な老後

世代間格差はありますし、その有利不利を是正するには今恩恵のある世代から恩恵を引き剥がして、その分をそうでない世代に割り振るしかありません。勿論経済成長によって共に浮上する未来もあるし、それを第一に望みますが、パイが限られるとすると付け替える他にはやり方が無いように思われます。

現実的には、今の高齢世代が受けている利益が丸々私たちの世代に温存されるとは考えにくく、代表的には医療費の自己負担を私たちは3割払う事にはなるだろうと容易に想像できます。(なんせ今それをやるべし、と言っているのだから)

結局、今の高齢者よりは備えていないと、今の高齢者並みの生活ができない可能性はあり、年金の大改革で年金が無くなるような事にもなれば、生活面でのハードルも尋常じゃない高さになってしまいます。いずれにしても、今負担が軽減したからラッキーでは済まされない未来はあり、何もそれ自体は現時点で変更が無い未来でもあります。

私は決して倹約家ではないので、今を我慢して未来に先送りし続ける事が良いことと全く思っていませんが、それでも自分が若い時は高齢者から恩恵を剥ぎ取り、自分が高齢者になったら逆のことをしようとするような環境に追い込まれたくはないし、そうなるべきではないと思うのです。

今若い人にとっては耳障りの良い政策も、間接的には未来の自分の利益を剥ぎ取っている側面もあるため、しっかり責任をもって賛同した方が良いよな、と改めて思う今日この頃です。

 

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