私の投資履歴書~インデックスを添えて~

モノクロさん家(チ)の運用記

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【2022年最新版】Vol.1 統計から読み解く!日本の年収をマルハダカ ~製造業編~

厚生労働省の統計データ*1から、日本人の年収を事細かに読み解いてみましょう!

実は様々な切り口から公的機関が調査を実施してくれています。

今回は日本が誇る"製造業"マルハダカにしてみましょう。

ちなみに、日本人の平均年収は約433万円*2です。

製造業の企業規模、学歴、年齢別の年収はいくらでしょうか。

 

なお、今回の金額は基本給とボーナスの他、各種手当や残業代、通勤費も含む年収になります。

 

マルハダカの結果

赤線日本人の平均年収433万円のラインです。

以下のグラフは万円単位です。

大企業(1,000人以上の会社)

高卒

高卒では25歳以降で平均年収を超え、55~59歳には最高年収703万円になります。

専門卒

専門卒では30歳以降で平均年収を超え、50~54歳には最高年収673万円になります。

ちなみに、高卒の場合と年収額が逆転していることが特徴的ですが、統計データの母集団の数が少ないためと考えられるので、注意が必要です。

高専・短大卒

高専・短大卒では25歳以降で平均年収を超え、55~59歳には最高年収878万円になります。

大卒

大卒では25歳以降で平均年収を超え、55~59歳には最高年収980万円になります。

院卒

院卒では25歳以降で平均年収を超え、55~59歳には最高年収1,171万円になります。

院卒の場合は50歳で年収1,000万円に到達するようです。

中企業(100~999人の会社)

高卒

高卒では35歳以降で平均年収を超え、50~54歳には最高年収530万円になります。

専門卒

専門卒では40歳以降で平均年収を超え、50~54歳には最高年収559万円になります。

平均年収を超える年齢が高卒より遅くなっています。

高専・短大卒

高専・短大卒では35歳以降で平均年収を超え、50~54歳には最高年収546万円になります。

大卒

大卒では30歳以降で平均年収を超え、55~59歳には最高年収717万円になります。

院卒

院卒では30歳以降で平均年収を超え、60~64歳には最高年収858万円になります。

小企業(10~99人の会社)

高卒

高卒では平均年収を超えることはなく、50~54歳には最高年収430万円になります。

専門卒

専門卒では45歳以降で平均年収を超え、45~49歳には最高年収465万円になります。

高専・短大卒

高専・短大卒では55歳以降で平均年収を超え、55~59歳には最高年収471万円になります。

大卒

大卒では35歳以降で平均年収を超え、50~54歳には最高年収562万円になります。

院卒

院卒では30歳以降で平均年収を超え、65~59歳には最高年収1,157万円になります。

ただし、最高年収は統計の母集団の数が少ないことによるものと推定され、現実的には45~59歳までの640~812万円であると考えられます。

まとめ

大企業

さすが大企業という感じで、学歴によらず30歳までには平均年収を超え、大卒・院卒では50代以降で年収1,000万円が現実的ですね。

中企業

中企業でも、学歴によらず40代までには平均年収を超えているようです。

また大卒や院卒の場合は最高年収が700~800万円台となり、比較的高水準な年収が実現できるようですね。

小企業

小企業の場合、高卒では統計上は日本の平均年収を超えることがありませんでした。

また大卒の場合も500万円台が最高年収となるなど、企業規模によって年収が大きく左右されることが分かります。

 

いかがでしたでしょうか。世間の年収水準としてはよく使われる統計データなので、イメージとしての金額感を持つには最適です。

就職、転職にぜひお役立てください。

 

 

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*1:厚生労働省 「令和3年 賃金構造基本統計調査」

*2:国税庁「令和2年分 民間給与実態統計調査