投資、特に長期の積み立て投資をしていると年に何回かは回したく資産シミュレーション。運用期間と毎月の投資額、想定リターンを入れると●年後には●円になるというアレですね。
これまで何十回と回してきましたが、今一度もう少し変数を持たせてリアルなシミュレーションをし始めました。
資産シミュレーションでできること
長期での積み立て投資を行っている人であれば、暇つぶしも含めて年何回か回したくなるのが資産シミュレーション。
私はみずほ(アセットマネジメントOne)のシミュレーションサイトをしばしば使っています。
資産額のシミュレーション、資産額から逆算した毎月の積立額シミュレーションなど、よくある機能は当然備えていますが、個人的には初期投資額の入力ができることが便利です。
既に投資している訳なので、初期投資金額を含めるか含めないかでだいぶ結果が変わってしまいますので、項目として備えているこちらをよく使っています。
資産シミュレーションの欠点
前掲のシミュレーションでは取り崩しのシミュレーションもできるのですが、運用リターンが積み立て時と同じものしか使えず、いわゆる老後はリスクとリターンを抑えて運用した場合、などのシミュレーションが実はできません。
ネットで検索すればいろいろ出てくるのでしょうが、初期投資額を入力できなかったり、取り崩しシミュレーションができなかったり、と資産形成から取り崩しまでを包括的に都合よく計算できないものが多いです。
”死生観のある”資産シミュレーション
必死の入金が功を奏し、最近は資産額も以前に比べれば大きくなってきたので、もう少しリアルな資産シミュレーションがしたいと思っていました。
しかし前述の通り自分好みにばっちりカスタマイズできるようなものがあるはずもなく、だったら作ろうということでExcelで簡易ではありますが変数を自由に持ちながら資産形成から取り崩しまで金額を動かすシミュレーションを作成しました。
初期投資額は勿論ですが、年齢ごとに入金額、想定リターン、取り崩し金額などを年単位で設定し、年額計算させて翌年の期初にその数字を持ってくる、という非常に簡易なものです。
しかし、以外にもシミュレーションに”死生観”が現れるというか、すごく将来を想定するのにリアルな感覚を持たせてくれることに気づきました。
”死生観のある”資産シミュレーションがもたらしたもの
残された時間の可視化
西暦の横に自分、妻、子供たちの年齢を置き、自分や妻の平均寿命まで伸ばしてみると、自分に残された人生はそんなに長くないと思いました。
子供もあっという間に大人に、そして中年になっていきます。
自分が●歳の時、上の子は●歳、下の子は●歳、などと改めて見ると、このタイミングではお金がかかる、このタイミングではお金に余裕ができる、など想像が膨らみます。
自分が何事もなく平和に生きていけるとして、その人生は意外にも呆気ないとExcelを見ながら思いました。
取り崩しの詳細化
よく言われるように、年間いくらの支出で必要資産額が●円、というのは変数が死ぬまで一定です。
しかし、実際には高齢になるほど必要資金は下がるだろうし、老後も若いうちは多くお金が使えた方がいい、などと設定すると、リアルな取り崩しシミュレーションになってきます。
自作シミュレーションのススメ
シミュレーションはシミュレーションなので、あらゆる変数が未確定であり、現実がどうなるのかは全く分かりません。
それでも、毎月●円を●%で●年運用、のようなざっくりしたシミュレーションからは感じられないリアルさを感じることができます。
私の場合、資産額の推移もさることながら、西暦と家族の年齢を並べた縦軸だけで感じるものはかなりありました。
いつまで子供と暮らせるだろう?
いつまで妻と一緒に旅行ができるだろう?
そして何より、この年齢まで自分は無事に生きているんだろうか。
そんなことを考えると、お金の使い方もまたしっかり考えたくなるものです。
↓ポチっと応援よろしくお願いします↓