新NISAのスタートに伴ってインデックス投資へ乗り出した方も多く、それと同時にインデックス投資はダメだの出世をしない人だの色々と論はあるようです。私は「自分が一般人である場合にはほとんど関係のない論理」だと思います。
インデックス投資をするのは馬鹿?出世できない人?
私はこの手の動画を見ないようにしているので、全体を通じての文脈やそもそもそういうことを言っているのかを含めて真偽はよく分かりません。あくまでそういう言説があるのであれば、という前提です。
インデックス投資は昔から毛嫌いする人は毛嫌いするし、一方では原理主義の如く行き過ぎたインデックス至上主義の人もいます。その都度何かしら論争になり、Xでも良い争いに発展するなど不毛な場面に出くわすことは良くあることですし、今後もあるだろうと思います。
結局、インデックス投資が馬鹿だろうと出世できない人だろうと、脳死や凍死と言われようが、自分が一般人である限りにおいてこれに勝る投資法もそうそうないことは現代において共通理解とも言えることのように思います。変に卑下することも必要ないですが、投資の才能が無いことを受け入れれば済む話であり、プライドをかけた論争をする価値がインデックス投資には無いと私は思います。
明確にインデックス投資が誤っている人たち
実際、世の中にはインデックス投資が最適解にならない明確な人たちもいます。具体的にはインデックスをアウトパフォームできる投資のスキル、センスがある人、自分でビジネスをすることで投資収益以上のリターンを得られる人などが挙げられます。
固有名詞で言えば、バフェットを始めとする著名投資家はインデックス投資が最適解にはなりません。自分で個別銘柄にあたった方が良いリターンが出せる訳で、インデックス投資をすることで市場平均リターンにリターンを抑え込む必要が全くないからです。
また馬鹿だ何だという〇〇エモンも最適解にはならないでしょう。自分が出演したりアップするコンテンツによる収入を始めとして、事業を自分がやる事で人並み以上のお金が稼げるから、スピードもリターンもインデックス投資をすることによって抑え込む必要がありません。
なので、事実としてインデックス投資自体が最適解にならない人は確実に存在するんだと思います。非常に素晴らしいことです。
アウトプットはマネタイズ
結局、自分のこれまでやこれからを考えた時にインデックス投資なんて馬鹿げたことやらんよ、というのは立派な根拠であり、そういう自分の視点から言えばやっている人間を見て馬鹿だ何だと言うのも分かる話です。
一方で、バフェットは自分はインデックス投資なんかしないが、一般人はS&P500に投資した方が良いぜ、と言います。やっていること、言っていることは同じですが、方やそれを馬鹿だと表現し、方やそれをそっちの方が良いぜと表現することのアウトプットの差はあります。
それが品格の差なのか人間としての成熟度合い差なのか、本当の所は分かりませんが、少なくとも煽る方が金になるのか、煽らない方が金になるのか、の利益に帰結すると思うのです。本当に馬鹿かどうかはどうでも良く、そういうことを言う事自体に自分の利益があるから言っているに過ぎません。
総じて、インデックス投資以上の利益を上げられる術を持つ人にはインデックス投資は適当ではないと明確に言う事は出来ます。今後も何かと否定、煽りを食らわせるコンテンツは山ほど出てくると思いますが、自分が一般人だと思っている場合においては、そういうコンテンツから得るべきものはあまりないと私は思います。
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