私の投資履歴書~インデックスを添えて~

モノクロさん家(チ)の運用記

全世界への長期投資で地味かつ着実に資産が形成される(予定)

RPRXから学んだこと

今年、個人的に大きかった収穫の1つにRPRXへの投資と撤退があります。これを糧に来年は頑張りたいです。

 

RPRXという呪縛

RPRXほど報われない銘柄もありません。大型IPOではありましたが、日本人の中での知名度はかなり高く、その発端は某インフルエンサーの銘柄紹介であることは間違いありません。私自身がそれで知りましたし、そこを経ずにこの銘柄に行き着き呪縛にハマっているとすればそれは極々稀なパターンであることは間違いないでしょう。

最高値はそれ以前ですが、2022年の高値付近であった12月1日を境に下げ続け、44ドルだったその日から今や26ドルになっています。そう。とうとう1年間下げ続けたのです。

本来、こういう銘柄は名前も聞かなくなり忘れ去られるものですが、今でも通用するのが不思議であり、これがまさに呪縛であると思っています。

私は上場当初から入り、その後幾度の買い増しを経て爆損を拵え、現時点では全売却して無保有の状況です。取りつかれたように買いを探り、実際に買付け、一時はポートフォリオ保有割合でトップになるまでポジションを膨らませていました。今年の個人で来な大きな収穫の一つに損切りがありますが、それに付随して完全に断ち切ったこの銘柄から得る教訓も大きな収穫の一つであります。

 

今か未来か

RPRXが冴えない中、ポートフォリオは指数に負け続け、個別株投資が足を引っ張るという悲しい時間を結構な期間続けました。勿論RPRXだけが悪いわけではなく、そもそも投資が下手だから大した結果を出せないのですが、それでも保有割合や当時の取り組みを振り返ると、この銘柄の影響は決して小さくはないことが分かります。

現時点までの結果論として、全売却して以降はポートフォリオのパフォーマンスは改善しました。指数に勝てる月も出てきましたし、その分を割り振った銘柄で伸びてくれたものも1つや2つではありません。この先の株価は分かりませんが、現時点を切り取れば売ってよかったという結論になります。

株価が上がって行く最中には、下がる局面、調子が悪い局面もあるのが当然です。これからRPRXは10倍100倍になるかもしれず、またその時から見るとたかが1年ポンコツだっただけで売り切った自分はアホだとなると思います。しかし未来は分からないし、事実としてこの1年のパフォーマンスが箸にも棒にも掛からぬ状態だったのは間違いありません。

長期保有を掲げる場合、足元のパフォーマンスが悪いことに目を瞑る必要があることは分かります。他が瞬間風速で爆益が出る中、大したことなく推移する期間も保有する必要があるとは思うからです。しかし、将来爆益になるから今を堪えようと思っても、将来は全く分からないことも事実であり、調子の悪い期間が長ければ長い程、機会損失も含めてパフォーマンスは悪化の一途をたどるという事です。今の利益も大事、未来の利益も大事。そのバランスの中でトータルリターンが生まれます。

 

稼いでなんぼ

シンプルに、RPRXに全てを捧げる義理などどこにもないのです。落ち着いて考えれば、RPRXの代わりってMicrosoftじゃダメなんだろうか。Amazonでもダメ?Appleでも、あるいはイーライリリーじゃダメなのか?端的にはそういう事だと思うのです。現に、それらの企業の方が稼げていました。結果、稼いでなんぼの世界が投資の世界なんだと思うのです。

私自身銘柄の虜になっていたと思います。決して銘柄をディスりたい訳ではなく、今でもウォッチリストには入っており、この先の人生でまた保有する可能性も十分にあります。この銘柄自体を悪く言いたいのではなく、投資に臨む姿勢として反省すべき点はたくさんあったなと思う次第です。

稼げればどんな銘柄だって良いじゃないか。そんな単純なことが答えだったのかもしれません。

 

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