今年最後の損出しを終え、今年の投資は終わりとなります。年後半から損切りをし出した今年、年末のポートフォリオの景色が変わりました。
含み損との共存
年前半で米国個別株のポートフォリオを蝕んでいたのはRPRXでした。IPOしてから長らく数年にわたり投資して来ましたが、ナンピンを続けた結果ポジションはポートフォリオ1位の状態となり、含み損だけが拡大していたのです。
年後半で彼とサヨナラしたわけですが、他にも色々と損切り、利益確定をしてポートフォリオを断捨離してきました。来年の新NISAも見据えての売却でありましたが、自分の投資で初めて損切りらしい損切りをしてきた1年だったと思います。
IPOブームの終焉と共に含み損率-50%も珍しくない相場となりましたが、比較的10%単位の含み損と共存しながらポートフォリオにそういった銘柄を長らく組み込み続けた私にとって、今年の年末に見る自分のポートフォリオはまるで景色が違ったようでした。
損切りをした先にあるもの
今年最後の損切り、損出しを終え、ポートフォリオを眺めるとインデックスの投資信託も含む全銘柄の内、含み損は1銘柄だけとなっています。そしてその含み損も-1%程度であり、ポジションも小さいことから絶対額でも誤差の範囲に留まるレベルです。
そう、99%真っ黒なポートフォリオになっていることに気付きました。
勿論、背景として米株の上昇があるわけで、私の投資が上手い訳でもなければ、絶賛されるような投資をしている訳でもありません。しかし、相場がどうであれ常に何らかの”爆損”銘柄を抱えていた印象のある私にとって、真っ黒なポートフォリオはなかなか新鮮味があります。
結局、強いからこそ含み益を抱え込んでおり、足元でも比較的強い、あるいは堅調な銘柄だけが残っている状態なので、昨日今日爆発的に値が上がったわけでもない点を考えれば、それなりに”固い”含み益であろうと推察されます。(それでも吹っ飛ぶときは吹っ飛びますが。)
要は単純に「気持ちが良い」という感じです。
長期投資において、損切りの考え方というのは両極端に色々あるわけですが、総じて「買値がミスっている」と考えると長期だろうが短期だろうが損切りには一定の意味があるように思い始めたのが今年の私でした。長期だろうが短期だろうが、買った瞬間から含み益に転じることが理想この上ないことは間違いありません。
常に含み益を抱え、年を追うごとにその厚みが増していく投資こそ理想であります。来年以降への糧として、こういう小さい経験を役立てていけたらなと思いました。
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