バラエティを見ていたら、芸能人の投資相談で元銀行の支店長なる方が出演しており、あれこれ勧めているのを見てやっぱりイマイチだなぁ、なんて思いました。
「お金の先生」はかく語りき
真剣に見ていたわけでもなく、途中でやめてしまったのですが、バラエティで芸能人が投資をするにはどうしたらいいか、みたいなコーナーで元銀行の支店長である「お金の先生」がアドバイスしていました。
AI投資ロボが良い、インド株が良い、地方の不動産が良い、などと言っていましたが、期待通りそんなもんだよなと思った次第です。
何を間違ってもオルカンが良いなどと言うことは無いだろうし、別に私もオルカン信者ではないのでそれが絶対唯一の解だとも思っていませんが、ド素人相手に勧めるのであればインデックス投資に勝るものが無いというのが私の考えです。
ウェルスナビが良い点も分かりますが、結局ETFで分散投資されるだけなのであれば自分でやるのも十分可能な範囲ですし、変にインド株に突っ込むとか売れもしない地方の不動産を買うのであれば、一定所得があると思われる芸能人には入金力を武器にしたインデックス投資が一番良いのでは、なんて思ってしまいました。札束でぶん殴るインデックス投資ほど無難に強い投資手法もそうそうないように思われます。
思考停止の先にあるもの
新NISAが始まって以降、オルカン、S&P500は思考停止、出世できない、とか色々言われる局面がまた増えた印象もあります。個別株で勝負できる優秀な人から見ればそうですし、一方で再生回数や人目を引くために敢えて否定的に言う側面もあるんでしょう。いずれにしても、金が稼げるか稼げないか”しかない”投資の世界で、思考停止だろうが脳死だろうが、並み以下の投資家に勝てるインデックス投資はそこそこの牙城を築いています。
私も個別株は好きなのでやっていますが、やればやるほど積み立て自動設定のインデックス投資の良さは感じる次第です。一生懸命個別株をやった所で、私のような人間だと指数に勝つのは本当に容易ではありません。そんなに下手でも好きだからできる程度でしかないわけです。
個人的には投資が浸透した状態というのは、インデックス投資が大人の嗜みになる事であり、預金をしているから凄いとか凄くないとか言われないのと同じように、インデックス投資が論じられたり特別視されることのない状態ではないかなと思っています。
個別株の方が間違いなく難しいし、運も努力も必要ですが、だからといってインデックスより増えるかと言われると結果はまた別の世界です。だからインデックス投資の方が良いんだとか、それを信奉し過ぎて個別株投資を貶す様な人は未熟だなと思いますが、逆にだからインデックス投資なんか、と蔑まれる謂れも無いという感じはします。
あまり他人に攻撃的にならず、それが趣味でも本気でも、自分の投資スタンスを淡々と続けていく他ないだろうなと思っています。
↓ポチっと応援よろしくお願いします↓
