私の投資履歴書~インデックスを添えて~

モノクロさん家(チ)の運用記

全世界への長期投資で地味かつ着実に資産が形成される(予定)

「金融所得で保険料増」結局誰もが既得権益にすがる者である

金融所得を社会保険料の算出に含める?そんな検討は当たり前ながら投資家界隈にとって炎上ネタでした。

 

新NISAは国の陰謀説

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保険料の算出に配当金などの金融所得も含めて徴収できるようにするか考えます、ということです。案の定、投資家界隈では非難轟々で想定通りの燃料を国は投下で来たようです。

足元、株価が軟調だったこともあり、新NISAで投資に乗り出した人にとっては”含み損”初体験もあったらしく、損切り民だなんだとこちらも話題に。関連して、新NISAの話が結局国の陰謀そのものだったとなって、ゆうこりんを馬鹿にしてごめん、と話は展開していきます。

 

アイツも自分も既得権者

大前提、私も自分の所得や資産を取っていくような政策に賛同できる訳はなく、こんな類の話を擁護したり支持したりする謂れは何もありません。一般的な感覚として、選挙に勝つ気が無いのかはたまた結局勝つっしょ、と高を括っているのか知りませんが、よくぞこんなにあれこれ負担増になることを打ち出してくるものだなとある種感心すらしています。

しかし一方で、ない袖は振れぬからと金を持ってるお前が俺の分も払え、という風潮は強いものがあると昔から思っていますし、FIREだ何だと偉そうに資産額をひけらかして天狗になっている輩が多い中で、そういう人間に課税しろよ、というのも”一般的な感覚”としては分からぬでもないと正直思っています。

マイナカードで資産補足、みたいな話はただのエンタメとして聞き流していますが、大きな方向感として、取れる所から取るということ、そのためにより広範な所得からの徴収はされていくだろうとは思っています。イーロン程の金持ちでなくとも、金持ちは金持ちだとされ、それを好ましく思わない人は今後も増えていくかなと思わぬでもありません。

翻って、現役世代の負担軽減のため、高齢者の方が金を持っている、病院に行っている、負担と受益のギャップとか、色々尤もらしいことを言っては既得権を壊さないといけないと言いつつ、片側ではでも俺の既得権は侵害するなと言っているようにもふと思えてきました。結局、誰もが老人になれば今の高齢者と同様に、俺が死ぬまでとりあえず維持しろと言うんですよ。人間、立場が変われば主張も変わるものであり、元来保身に走らずにはいられません。良い悪い、正解不正解は別として、金融所得に対する今の負担の在り方は、投資している側からするとある種の既得権であります。結局自分も既得権にしがみつく側にいる領域もあるという事です。

 

我が道を行く

あくまで検討をするという話なので、すぐにどうこうなるわけではありませんが、結局日本から出ていく気が無いのであればなるようになるしかありません。(もちろん選挙に行くとかはした上で。)

ある意味、FIRE一期生みたいな時代は終わりが近いよという事です。自分が投資しているとか忘れてフラットに考えてみてください。仕事してないプー太郎だが、資産は人より持っている、故に働かなくて生活できる隣のオヤジには課税しろよ、と思う気持ちも分かるな、なんて思いませんか。私は賛同はしませんが、そういう心境を理解はします。

努力して築いた、二重課税だ、三重課税だ、お前が努力しなかったからだ、なんていくら言ってみたところで、「あら?あなた1億円もお持ちなのね、裕福ね、私の分払ってね。」しか言われません。努力がどうのと言っても、他人に見えるのは積み上がった資産のみでしかありません。

あまりつまらない話で論争しても仕方ありません。自分が追い求めるものを引き続き追い求めましょう。私はそんな心境です。

 

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