私の投資履歴書~インデックスを添えて~

モノクロさん家(チ)の運用記

全世界への長期投資で地味かつ着実に資産が形成される(予定)

増税の行き着く先はNISAに課税?

退職金控除や給与所得控除の縮小が話題になっています。増税を中心に国民負担増の話ばかりが目立つ(報道)ことが多いのですが、減税の選択肢が頭にない国での最終的な課税先はNISAという笑えない話もあるかもしれません。(無いです。)

 

増税の行き着く先

国民負担率に見られるように、負担の重さが話題になることが多いです。夏のボーナス時期を終え、去年との比較での支給額と手取り額が披露されるなど、増税を始めとした国民負担のテーマには関心が集まります。

国の税収は過去最高を更新したわけですが、これからも何かとご負担をお願いされる未来が見えそうな気もしており、退職金控除や給与所得控除の縮小が飛び出してとうとうサラリーマンも更なる一撃が待っていそうです。

財政論は色々派閥があってそれぞれ持論があるそうなので、活発にご議論くださればと思いますが、このまま税ばかり取られるといつぞやの話を思い出したりするものです。とある議員は「NISAに課税」と言って当時話題をさらいましたが、政治家の中にもそれなりに投資に無頓着な人は一定数いることがわかります。

 

shiawase-investor.hateblo.jp

 

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たまに頓珍漢な質疑や答弁を繰り出される場面に遭遇しますが、本当に投資とは無縁の純貯金人生なのだろうと羨ましく思うものであります。

「NISAに課税」は「ラーメンの麺抜き」のようなもので、そもそも成り立たないために非現実的だと思いますが、非課税枠を拡充した新NISAによって、そう遠くない将来に特定口座分の税負担は増えることが何となく感じられることであり、1,800万円以上の元本で投資できる奴は富豪だと言わんばかりに課税されていくのでは、と思わぬでもありません。

 

投資家は本丸

投資界隈に生息していると、世の中こんなに金を持っている人が大勢いるのかと思う事は良くあります。資産3,000万円以上となる所謂アッパーマス層も大勢いるように見えるわけでして、正直他人事ですが3,000万円の資産なんか大したことないのではと錯覚してしまうほどです。

しかし現実的には投資詐欺に巻き込まれる人も数多いますし、インデックス投資もまさに立ち上がって表舞台で光を浴び始めた程度と感じており、大人の嗜みとしてインデックス投資が特別なことではなく日常のありふれた資産運用として存在するまでにはまだ少しかかりそうだと思ったりもします。

いずれにしても、今後は年収に比して資産が多い世帯というのがそれなりに出てくる世の中になっていくのだろうと思いますし、それは良いことだと思うのですが、増税の最終的な本丸は結局はこういう資産持ちだと思うのです。ましてや、新NISAの大きい非課税枠で、同年収帯でも保有する資産額の格差が大きくなることは容易に想像でき、投資する者としない者との谷は更に広く深くなると思われます。そしてそこに待つのは今以上に熾烈な妬みと憎悪であり、あいつは金を持っているという持たざる者の攻撃性は高まるのではないかと思っているのです。

結局、そうなるとこの増税気質な政治家が票を稼ぐためにやるのは持てる者への懲罰的なまでの負担増であり、特に極左的な集団は間違いなくこれを主張し、支持を獲得していくのだろうと思います。願わくば、投資に参加する人が大多数であり、それを尊重することが民意となって欲しいですが、基本的には持たざる者の方が数的に多い状況になるかもしれません。(そしてたぶんそうなる。)

いずれにしても、取れる所から取っていき、最後はストック資産のある世帯がターゲットになることはほぼ間違いないように思われ、その点で今後投資の果実を得ていく私たち世代は高齢になってから痛い目を見るかもしれないと残酷な将来を考えたりしています。やれやれ。

 

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