シリーズ第3回はいちごホテルリート編です。
基本情報
投資関連指標
直近では上げているようですが、まだ低迷しているようです。
NAV倍率はREITの中で最も低い状態です。
主要な物件
宿泊特化型のホテルをメインの投資対象としています、とのことです。
まぁビジネスホテルというか、人の集まる地域にある一般的ホテルですね。
最上位はネストホテル大阪心斎橋で14.64%です。
RevPARは5,000円前後、ADRは6,000円程度なので、手ごろな価格のホテルと言えるでしょう。
地域の分散度合いは高そうです。主要都市で分散している様子です。
個人的には、このグラフのエリアに重複感があるのが気持ち悪いですが・・・笑
東海の中に名古屋もあるでしょう、という感じです。
外部成長戦略
・ ホテル用不動産等の大きな取得ポテンシャルを背景に、いちごの「心築」を軸としたソーシング力を最大限活かした資産規模の拡大
・ いちごのウェアハウジング機能、バックアップサポートを活用した取得
・ 取得余力を活用した機動的な物件取得
「心築」がキーワードです。再生というか、取得不動産のバリューアップをするという感じでしょうか。
オペレーター系のスポンサーがいるわけではないので、そういった意味ではピュアにホテル不動産を目利きして投資するスタイルでしょう。
内部成長戦略
・ 変動賃料によるアップサイドの訴求
・ いちごの価値向上ノウハウおよび強固な運用体制を活用したバリューアップ戦略
「変動賃料」がキーワードですね。ほかのREITに比べても高い割合のようです。2019年の数字だと42%以上あるようです。
冒頭の投資口価格の低迷はここに由来するでしょう。
考察
コロナ直撃銘柄
変動賃料比率が高いゆえに直撃感がすごい。NAV倍率0.47ですから売られまくったようです。
予想分配金は
2020年7月期:873円
2021年1月期:2,328円
のようです。
2020年1月期の確定分が8,356円なので、相当落ちているみたいですが、この金額は売却益込みなので、巡航だと1期3,000円程度で、年間6,000円くらいでしょう。
今後どうする
良くも悪くも、という感じですが、あまりエッジが立っていないイメージです。
その中でも変動賃料比率が高く、アップサイドの伸びを狙えます、というのが良い意味でとらえれば特徴なのかもしれません。
ちょっと私の琴線には触れそうにないですね。。。