習近平の独裁色が強まったことからCWEBが暴落したようです。高値から-80%以上と聞いていますが、まあ結構瀕死になるまで落ちたのだろうと推察します。あら大変と思いつつまた色々考えておりました。
中国への投資について
私は中国に関して、インデックス部分以外では投資しないことに決めています。(2022年10月時点)
インデックス部分以外で、ということなので、オルカンに関しては含まれているため継続的に買っていることになりますが、要は積極的な姿勢で自ら買いに行くことはしないということですね。
以前アリババを保有していましたが、過去に損切りでサヨナラしていました。その時に思ったのは、この市場は投資家を保護しないということです。
詳しく調べたわけでもないので印象論以上にはなりませんが、ジャック・マーがなんで逃げ隠れなければならないようなことになるのか、なんでアリババの企業価値がこんなに棄損するのか。そのあたりに思いを巡らした時にこの市場は無理だと思った次第です。共産党に少しでも歯向かえば企業に瑕疵が無くても終わるという事であり、企業業績ですら不確実性が高いのに、鶴の一声でアリババほどの企業が攻撃されるような市場に長期でお金を入れていくことが怖くなりました。
全ては習近平のお気持ちであるということで、投資家が不合理に損しようが知ったことではないわけですから、こんな怖いことはありません。
一応、今後も中国株を積極的に買っていくつもりはありません。幸いなことにアメリカには魅力的な企業が山ほどあり、キャッシュポジションが足りないくらいですから、敢えて中国株を選びに行く動機もないためでもあります。
総悲観こそ買いであることについて
市場が総悲観になったら買いだと言われますが、CWEBと習近平を見ていて「そりゃ無理だ」と思いました。今まさに中国に対して前向きで明るい将来を夢見られる人は習近平とその周辺くらいではないかと思いますとか言ってみますが、とりあえず株式市場は後ろ向きにとらえているし、遡ればADRが上場廃止に、みたいな話の頃から投資する上で安全な場所ではなくなってしまうとの思いは強いだろうと思うのです。
総悲観かどうかは分かりませんけども、少なくとも楽観より悲観的な見方の方が圧倒的に多いでしょうし、習近平に温和かつ未来の豊かな経済発展が期待できると思っている人はそんなにいないかもしれません。
仮に今が総悲観であるならば、いま中国株に投資すれば儲かるという話になりますが、本当にできるでしょうか。
私はできませんでした。もはや悲観を超えて眼中になくなってしまいましたから。何はともあれ、総悲観の時こそ買いだ、というのは言うほど現実的な行動ではないのだろうと思ったりしました。
オハヨウ、中国株式市場
習近平の盤石な政治基盤作りが着々と進んでいるようですが、今後どうなっていくのでしょう。台湾侵攻も言われるようになりました。
直近では専制主義的なリーダーで失敗しそうなのはプーチンですが、それを横目で見ていてもなおその方向に進むのですから、余程自信があるのか恐怖に駆られてスピードアップしているのか知りませんが、とりあえず驀進するようではあります。
BRICsの中にロシアがあり中国もあります。あえなく沈没するか、世界最強の国になるのか、未来は分かりませんが新しい扉が開いたようです。観察していこうと思います。
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