インフレも引き続き注目の中心ではありますが、徐々にリセッションを踏まえたEPSによる相場が訪れるのでしょうか。
業績悪化を織り込んでいるか
インフレもピークアウトしたかもと思いつつ、PPIでは引き続き強かったようで一進一退です。また冬になり、もはやだれからも相手にされなくなったとはいえプーチンのウクライナ侵攻もまだ続いており、原油の観点では何かなくもないでしょう。中国でもゼロコロナ緩和でコモディティの需要が戻るかもしれません。
いずれにしてもインフレが払しょくされたわけではないものの、一時期に比べれば落ち着いてきてはいるので、次なる焦点はリセッションによる業績悪化のようです。
これまで株価もひたすら下がってきましたし、私自身も痛い目を見てはいるのですが、それでもこれまでの株価下落はPERの剥落による下落との見方があります。依然としてEPSの予想は高く出ており、これから業績悪化を踏まえてEPSがどんどん落ちていくかもしれません。マルチプルも低下しきったわけではないでしょうが、倍率の問題よりもその元となるEPSの下落が株価を下げるかも、ということですね。
各銘柄の決算においてもガイダンスの弱さは目立ってきました。かつてハイグロース株と呼ばれた銘柄も軒並み成長率が+10%や+20%といった水準に落ちてきており、昨年まで頻発していた+50%以上の伸びというのは過去の話になってしまったようです。と、そんな目立った所はありつつも、成熟企業においてもEPSの悪影響はまだ表立っていないかもしれません。というかそうだと思うのですが、だとすると今後実態に合わせてEPSの引き下げがより顕在化してくると言えそうです。
来年は何が来るか
知りません。笑
分かれば苦労しないわけですが、基本的には堅めの地味な銘柄群というのが誰でも思い浮かびそうなものです。または債券でしょうか。いずれにしてもインカムゲイン系のものになるとは思うので、所謂高配当株投資みたいなものは黄金時代を迎えるのかもしれません。
少なくともグロースが来るぞー、という声はあまり見ませんよね。仮想通貨同様、冬の時代がそれなりの期間到来するとも噂されています。去年までグロース優位の相場でしたから、回り持ちだとすればバリュー系の時代が来ても仕方がないかなという感じです。
本来であれば、そういう事を考えながらディフェンシブに寄せて行ったりするのでしょうが、私の場合は個別株主体のポートフォリオで資産を持っている訳ではないので、そういうことはしないことにしています。どうでも良い理由としては、そういった銘柄が自分に合わないということもあります。バリューは難しいですし、配当金をもらってホクホクするタイプでもないのが過去のポートフォリオでも分かったことなので、自分がやりたいようにやろうと思っています。
インデックス投資が土台にあって、それなりに高い比率でポートフォリオを占拠していると、こういう考えもできるかなと思っています。グロースが来ようが、バリューが来ようが、指数全体として好影響があるのであれば平均点としても満足できるでしょうという事です。
今年も残り僅かになってきましたが、引き続き楽しんでいこうと思います。
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