私の投資履歴書~インデックスを添えて~

モノクロさん家(チ)の運用記

全世界への長期投資で地味かつ着実に資産が形成される(予定)

インデックス投資はゴミの山?藁の山からダイヤモンドを見つけるのは容易ではない

「指数には大量のごみが混じっている。」

指数に投資するインデックス投資の批判や反証は容易ではありません。

 

指数はゴミの山

インデックス投資に対する反証に、「指数はゴミの山である」というのがあります。

これを私は正しいと思います。特に我が国のTOPIXはゴミの山だと言われても仕方ないかもしれません。インデックス投資を一定信じている私でもTOPIXにはあまりに余計な銘柄が多いと感じており、それ故にリターンも伸びづらいのではと考えています。

一方、S&P500やNASDAQ100は一定の基準の下に選別された指数であり、その点日経225も同様ですが、ゴミの量はTOPIXよりも少ないだろうと思います。(日経225は構成銘柄より算定方式に難がある認識です。)

しかし、構成銘柄だから素晴らしいかといわれると、投資家目線では大して成長しない(=儲けられない)死に体の成熟企業も多数混じっており、また成長から外れた過去の栄光銘柄も多く残っていることから、言われることを引用すると「ゴミは残っている」とはいえるでしょう。

以上から、大なり小なりゴミを含んでおり、インデックス投資をするという事は(敢えて言うと)無駄で儲からない持ちたくもない不要な銘柄を強制的に保有することになります。故に指数はゴミの山で、無駄な銘柄を保有することになるというのは正しいご指摘だと思います。

 

藁の山からダイヤモンドを見つける

個人的に銘柄をゴミというのは好きではないので言い方を変えますが、大量にある藁の山からダイヤモンドだけを掴み取れれば文句なくリターンを得られると思います。原理原則はそれ以上でもそれ以下でもなく、目指す先はそこにあると言えるのではないでしょうか。

しかし、少なくとも過去を振り返るとイメージするほど藁とダイヤモンドは見た目の差がなく、しらみつぶしに顕微鏡を使って1つ1つ見ることが出来る”プロ”でもダイヤモンドだけを掴み”続ける”ことは相当に困難なようです。

世界中から顕微鏡を抱えて観察・分析する人たちがやってきますが、一貫してダイヤモンドだけを掴み続けた人はそう多くはないと言えます。要するに、指数の中から指数をアウトパフォームする銘柄を掴み”続ける”ことは困難であったという”歴史がある”という事です。

続ける、歴史がある、と言っているのは長期的に勝ち続けることが少なくとも過去は難しかったという分析結果があるという事を指します。当然例外的な人もそこそこいますし、死ぬまで勝ち続ける人も確率論ではいると思います。(バフェットとか...?)

頭の中で描く藁とダイヤモンドには、素人でも見抜けるほどの見た目の違いがあるわけですが、実際には

汚い藁が1/4

美しい藁が1/4

人工ダイヤが1/4

本物のダイヤ1/4

のように、それ以上に曖昧な線引きの中で総じて引いて見ると藁の山になっているという事かもしれません。

インデックス投資のデメリットや欠点としては確かに存在し、それ故に大勝ちすることのない方法であることはもはや前提条件にも近いものです。本物のダイヤモンドだけを掴める、その確率が高い人はインデックス投資と称して藁全部を持って帰る必要はありません。しかし、凡人にとってはダイヤモンドが含まれている”であろう”藁の山を丸ごと持って帰ってしまった方が恩恵に与れることが言わんとすることです。

インデックス投資を完全に反証し駆逐することは容易ではありません。確かにデメリットや欠点はこちらも山ほどあるわけですが、それを踏まえてもなおメリットが大きいという点で確立されている理論です。そうそう代替となる案のある反証は出てこないと思います。少なくとも私のような凡人に対しては。

 

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