政府が少子化対策の加速プランを公表し、その中で社会保険料、具体的には、公的医療保険の月額保険料増額を考えているとのことでまたもや火の手が上がっております。
少子化”対策”の加速?少子化の加速?
我が家は幼い子供を抱えているので、少子化対策や子育て支援の文脈では恩恵に与る側におり、良くも悪くもこの領域の政策は気になる所です。「異次元の」少子化対策と呼ぶ一連の政策で有難くも貰えそうな恩恵もあるのですが、当然取られるものもあるということで今回は社会保険料がやり玉に挙がっております。
税は財源ではないといった最近の財政議論は一旦脇に置いといて、基本的に配るのであればどこからかお金は回収するという論理で動いているので、増税的な話とセットになるのはもはや定番となってきていると思います。少なくとも、子持ちの世帯に関しては取られるものとの差し引きでマイナスになることは無いと思いますが、独身を含む子無し世帯ではマイナスになると思うのでまぁ当然火の手も上がるだろうと思います。
個人的には少子化対策の中身も考え物ですが、それ以上に子持ちかそれ以外かといった属性間での溝を深めそうで社会的な捉え方の点でいささか嫌な感じだなと思ったりします。
自分のことは自分で何とかしろ
選挙を控えているので一定支出を増やしていく動機のある時期でもありますから、こういう動きは当然と言えば当然のように思いますし、個人的にはこういった支援系の話題に対する罵詈雑言を含むバトルも食傷気味ではあります。政策の内容は否が応でも気になりつつ、あまり有難がったり頼りにしたりするのはやめようと思ったりしている所です。
大きな政府、小さな政府という古くて新しいのか分かりませんがそういう概念で言えば、個人単位では小さな政府志向で自分のことは自分で何とかする”マインド”は改めて持っていたいと思うようになりました。もちろん現実はそういう個人の思いとは別なので、取られるものが取られる以上、受けられる支援は全力で取りに行くわけですが。(それなりに取られている訳なので。)
投資に繋げて考えれば、自分の人生で必要なお金、経済力は自分で獲得、確保していくことがやっぱり大事なんだろうと思います。結局、国の支援に頼るのは自力ではどうにもならない環境に置かれるからだと思いますので。もちろん事情があって苦しい人もたくさんいるわけなので、そういった面での支援は国としても全力でやって欲しいと思うスタンスではあります。
正直、政治に関わる話でストレスを感じないものは極めて少ないように思います。政策に関して一々感情を高ぶらせていては余計なストレスを抱えることになりますので、選挙で自分の意思を示すというできることはした上で、あとは自分のコントロール可能なものを良化させるべく頑張るのが良いんだろうなと思った次第です。
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