厚生労働省の統計データ*1から、日本人の年収を事細かに読み解いてみましょう!
実は様々な切り口から公的機関が調査を実施してくれています。
今回は日本が誇る"鉱業,採石業,砂利採取業"をマルハダカにしてみましょう。
ちなみに、日本人の平均年収は約433万円*2です。
企業規模、学歴、年齢別の年収はいくらでしょうか。
なお、今回の金額は基本給とボーナスの他、各種手当や残業代、通勤費も含む年収になります。
マルハダカの結果
赤線は日本人の平均年収433万円のラインです。
以下のグラフは万円単位です。
大企業(1,000人以上の会社)
高卒
高卒では20歳以降で平均年収を超え、50~54歳には最高年収903万円になります。
専門卒
専門卒では45歳以降で平均年収を超え、45~49歳には最高年収906万円になります。
ただし、統計データの母集団の数が少ないため注意が必要です。
高専・短大卒
高専・短大卒では25歳以降で平均年収を超え、55~59歳には最高年収986万円になります。
大卒
大卒では25歳以降で平均年収を超え、55~59歳には最高年収1,376万円になります。
45歳以降で年収1,000万円に到達するようです。
院卒
院卒では25歳以降で平均年収を超え、55~59歳には最高年収1,481万円になります。
院卒の場合は40歳で年収1,000万円に到達するようです。
中企業(100~999人の会社)
高卒
高卒では30歳以降で平均年収を超え、55~59歳には最高年収707万円になります。
専門卒
専門卒では40歳以降で平均年収を超え、40~44歳には最高年収659万円になります。
平均年収を超える年齢が高卒より遅くなっています。
高専・短大卒
高専・短大卒では40歳以降で平均年収を超え、55~59歳には最高年収619万円になります。
大卒
大卒では25歳以降で平均年収を超え、55~59歳には最高年収1,384万円になります。
45歳以降で年収1,000万円に到達するようです。
院卒
院卒では25歳以降で平均年収を超え、55~59歳には最高年収1,775万円になります。
40歳以降で年収1,000万円に到達するようです。
小企業(10~99人の会社)
高卒
高卒では40歳以降で平均年収を超え、55~59歳には最高年収469万円になります。
専門卒
専門卒では35歳以降で平均年収を超え、60~64歳には最高年収570万円になります。
高専・短大卒
高専・短大卒では35歳以降で平均年収を超え、55~59歳には最高年収499万円になります。
大卒
大卒では35歳以降で平均年収を超え、50~59歳には最高年収560万円になります。
院卒
院卒では25歳以降で平均年収を超え、55~59歳には最高年収1,503万円になります。
ただし、最高年収は統計の母集団の数が少ないことによるものと推定され、現実的には25~54歳までの580~760万円程度であると考えられます。
まとめ
大企業
さすが大企業という感じで、学歴によらず30歳までには平均年収を超え、大卒・院卒では40代以降で年収1,000万円が現実的ですね。
中企業
中企業でも、学歴によらず30代までには平均年収を超えているようです。
また大卒や院卒の場合は最高年収が1,000万円台となり、比較的高水準な年収が実現できるようですね。
小企業
小企業の場合、学歴によらず40代までには平均年収を超えているようです。
また大卒の場合も500万円台が最高年収となるなど、企業規模によって年収が大きく左右されることが分かります。
いかがでしたでしょうか。世間の年収水準としてはよく使われる統計データなので、イメージとしての金額感を持つには最適です。
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*2:国税庁「令和2年分 民間給与実態統計調査」