私の投資履歴書~インデックスを添えて~

モノクロさん家(チ)の運用記

全世界への長期投資で地味かつ着実に資産が形成される(予定)

資産1億円を作るにはこうしたら良いという話

資産1億円、あるいは〇千万円作るには、といった話が結構あります。個人的にはエンタメ以上ではない気がします。

 

入り引く出しかない

年間いくら貯蓄できるかを確認します。年間100万円を貯蓄なり投資になりに割けるのであれば、再現性100%の手法として銀行口座にぶち込み続けると100年で1億円になります。年間200万円であれば50年になり、年間500万円であれば20年になります。年間1,000万円であれば10年で見事1億円になります。

非現実的な話を、ということになりますが、蓄財の原則的な考え方はこれしかないように思います。収入から支出を引いたものが貯蓄である原則は何ら変わりません。

この手の話題が回数を稼げるのは、そういう一見非現実的な事でも投資を用いれば自分にも可能になるのではないかという”欲”であるように思います。最近あまり見かけませんが、投資リターンを年率9%で読むなど変数を弄ることで何年か後に達成可能としたところで、計算式はロジカルですが結局冒頭の話と同じで非現実的なゾーンに入って行ってしまいます。計算上どうにでもなる訳なので、年率リターンの数値を高い方向に弄ることで資産計画を作るのは結局非現実的な行為であるように思うのです。

お金が空から降ってくることが無い以上、入りから出を引く原則的な数式にしか確実性などなく、それ以外の未来の変数を変えることであたかも実現可能なように見せるのは罪深いようにも思うのです。

 

投資に願望を乗せて計算しない

年率9%が不可能とは言えません。S&P500の過去特定期間を切り出せば平均値として出てくるでしょうし、切り取り方次第ではもっと高い数値を切り出すこともできます。しかし、年率9%といった”高い数値”は堅い計算ではないだろうと思うのです。米国株単体か全世界かでも異なるわけですが、4%や5%が良い所じゃないでしょうか。

いずれにしても、目標とする資産額に対して年率リターンを可変させて達成見込みを立てるのは市場任せの要素が大きすぎます。まずは入金力であり、そのブーストとして年率リターンがアシストする構図が個人的には好きです。

 

shiawase-investor.hateblo.jp

レバレッジブームもその一部分かと思いますが、投資に夢を見過ぎる傾向というのが若干ある気がしています。平均年収以下の俺でも1億作れるぜ。無理では全くありませんが、マーケット次第であってあまり自分へのベクトルが向いてない気もするのです。

高年収でも生活水準が高いから資産を持っていない、みたいな”美談”がありますが、基本的に収入が高ければそれなりの資産を”苦労せず”持っているものですし、何千万も持っていなくても良い暮らしをしていることに変わりはありません。当てつけのように収入を蔑むのではなく、原理原則はまず入りの大きさであることを直視することが必要な気がしています。

 

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