悲壮な決算からappleを除くメガテックには痛々しい展開となりました。悲観的なニュース、意見が渦巻く中で売却を検討しましたが、結果としては継続保有することにしました。
GAFAM終焉?
appleは無難な決算となりますが、広告の縮小でAlphabetが、インフレやドル高からAmazonとMicrosoftが良い決算を出せず、あたかも会社がなくなるかのような勢いで売られました。その後、相場全体の流れに乗って相当程度戻していますが、それでもAmazonなどはアフターで一時-20%という凄まじい売られようで、なかなかのダメージでした。
9月から開始しているポートフォリオ強靭化計画ですが、結果的には上手くいったと思っており、好調なS&P500にも勝っているなど満足していましたが、GAFAMに足をすくわれました。またappleは決算後、金曜日には+7%超と爆上げしましたが、私のポートフォリオには入っておらず、指数でしか恩恵を受けていない状態です。
なぜappleを買っていないのかと言われると窮するのですが、テスラ同様イマイチ心が動かずというセンスのない感性の結果です。
とりあえずGAFAMについては一時代が終わったとの見方やコメントが多く、これは一部売却しようと半ば決心していました。しかし金曜日に改めて考え、結果的にはすべて売却はせず、目標保有割合の調整など持ち株には影響がない範囲での手心を加えて継続して保有することにしました。
持ち株の扱い
私のポートフォリオにはappleを除く銘柄が入っており、それぞれ多少の手心を加えています。
Microsoft(MSFT)
決算の件はあるものの、保有目標は変えずに今後も買い増しを行います。個人的には中長期的に強気に見ています。
メインはAzureですが、本業の方でMicrosoftの話を聞く機会があり、やはりofficeを接点としてAzureに繋げるビジネスができるのは強いなと思いました。Microsoftが昔のようにOS売りであれば魅力もないのですが、ビジネスを変えて収益を上げてきたことは自分の持つ強みを最大限に生かしてのものであると痛感しました。
個人的にMicrosoftは二番煎じ感があるのですが(AWSに対するAzure的な)、正直先行した相手を捲って勝つようなレースができるために先進性のようなものはイメージとしてあまりないのですが、とにかく稼げる会社なのだと思います。
またOSに絡んで相当に睨まれた時期を潜り抜けてきたため、直近は対政府でのいざこざも少ないというか、法的にも一定安心して見れるように思います。
Alphabet(GOOGL)
目標保有割合を下げました。正直これが全売却を考えた銘柄ですが、結果的に継続保有としました。
Googleはギークというか、技術的には先進的なイメージがあります。ただ気になるのはマネタイズが他社に比べて圧倒的に下手くそということです。生活に欠かせないサービスが圧倒的に多い一方で、どんなものでも広告を付けて稼ぐしかやってくれません。iOSと二分するアンドロイドも実に金にならない。
また対政府に関しても今最も敵視されているような気がします。情報の集積が凄いわけですから、EUの情報保護を代表として時代に抗ってしまっている感が否めません。
と、ネガティブなことを考えると不安は絶えないのですが、AIやコンピューティングに関して、次のタネになりそうなものもある。また収益に関しては広告がどうなるかというマクロ的な影響もあります。YouTubeがTikTokと熾烈な競争をしている今からどうピボットしていくのかに注目しています。
ただやっぱりマネタイズが個人的にはどうしても気になります。
この銘柄は中期で鞘を抜くイメージで保有します。現時点で長期まで時間軸を伸ばしての自信が持てていません。保有銘柄内では、多少ギャンブル性の高い枠に入るだろうと思います。
Amazon(AMZN)
目標保有割合は変えず、今後も買い増しをします。
Amazonはポートフォリオの主軸にするつもりです。AWS、ECともに期待しています。またECでは広告が伸びており、前述のGoogleとは競争になりますが、期待できそうです。
ただベゾスがいなくなった後、AWSの責任者だったアンディ・ジャシーがCEOになりましたが、これまでのベゾス流から変わり始めているという声もあるようで、それがどう転ぶかはしばらく観察が必要のようですね。(また彼は鬼のように厳しい・・・らしい)
Amazonに関しては顧客重視の社風を評価しています。が、創業者もいなくなった今、今後どうなっていくのかは未知数です。しかしこれまで絶えず新規事業を生み出して失敗して成功させて、というチャレンジは今後も続くのではないでしょうか。分かりませんが。
Amazonに関しては、他者と異なり利益を残さず、徹底的に事業再投資するという特殊なことをしているので、そんなところも個人的には好きな所です。AWSはもはや熾烈な競争の場になったため、また次の柱をどう育ててくれるか期待しています。
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