含み損に転落し、その後もズルズル下がり、売り時を逃して最終的に行き着くのが塩漬けという謎の漬物です。
塩漬けがとうとう報われる
日本株は調子が良いのか分かりませんが、バフェットやPBRの件があって盛り上がっているようには思われます。(あまり日本株を見ていないので把握できていません。)塩漬けの銘柄が急騰!と見たりしますが、とうとう漬物も出荷する時が来たという事で長い仕込みが報われることもあるんだと思います。
塩漬けは良くないよとよく言われます。なぜかみたいなものは数多の論があると思うのですが、私も塩漬けはしないように気を付けています。
塩漬けしようと思って投資を始めることは基本的に無いと思うので、最初は軽微な含み損から始まり、売りを逡巡している内に大きく下げ、売り時を失って最後に行き着くのが塩漬け何だと思います。
結局、塩漬けに行き着くまでのプロセスで一貫しているのは「売れない」ということであり、最初に始まった軽微な含み損の時から「いつか上がる」「いつか戻る」と思い続けて最後にタイムラインを度外視した塩漬けという究極の「いつか上がる」に行き着くものだと理解するようになりました。
塩漬けが報われる時というのは完全に相場や企業任せであり、仮に報われても何ら次回以降に活かせる成功は何もないのではないかと思います。むしろ今回値が戻ったことで、次同じようなことになったらまた塩漬けするという習慣が定着しそうではあります。
漬物屋さんを辞める
シンプルに私たちは投資家であって漬物屋ではないという事です。運用会社だと思ったら漬物屋に就職していたというのは笑えないので、とっとと退職した方が良いのでしょうね。(漬物屋さんが悪いと言っているわけではなくw)
私たちは投資家ですか?それとも漬物屋さんですか?
3,800銘柄あることを思い出す
日本市場には4,000弱の銘柄が上場していると思います。米国株を加えれば万前後になるんだと思いますが、世の中にはそれだけの投資可能銘柄があるという事実に目を向けるのは大事なんじゃないかと思い始めました。
目の前にある漬物はいつ出荷できるようになるか分からず、そもそも出荷可能(買値に戻る)になるかも分かりません。明日かもしれないし1年後かもしれないし10年後かもしれないし、結局は戻らないかもしれません。
iDeCoは60歳まで引き出せないことに資金拘束のデメリットが言われますが、塩漬けも全く同じなんじゃないかと。ただ儲かりもしない資金がいつ戻るかも分からない壺に突っ込まれている訳なので、機会損失ととらえれば目の前の含み損以上の損失を時間が経つほど発生させていると言えます。
私もまだスパッと売れないダメな投資をしているのですが、少しずつダメなら売る、買値を間違えたらミスを認めて売る、という意識を持つようになりました。
その漬物はいつ出荷されますか?
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