節約は防御であり攻撃でもあります。余剰資金は収入から支出を引いた単純な式であり、支出を抑える節約は欠かせない要素の一つです。しかし節約の攻撃力はいわばバフであり、攻撃力の値それ自体ではないのかもしれません。
浪費はデバフ、節約はバフ
余剰資金=収入ー支出
節約は支出の部分を抑えることで余剰資金を多くする手法ですが、投資の原資となる余剰資金を得るためには一般人として収入増加よりも確実性が高く、節約なしに十分な原資を積んでいくことはできません。
自分の攻撃力がイコール余剰資金といえるため、節約はその攻撃力を高めてくれるバフであり、浪費はそれを低下させるデバフであるといえるでしょう。
節約が収入を上回ることはないということ
しかし当たり前ながら、余剰資金のMAX値というのはイコール収入であり、仮に自給自足を実現しても収入以上に余剰資金というのは増えません。手取りで月30万円あるなら毎月30万円以上の投資はできないということになります。
日本は給与が上がらないと散々言われていますが、その意味で節約には再現性も確実性もあるものの、結局は収入が増えないと資産の増加スピードは投資頼みという事になってしまいます。
最近はミニマリストも流行っているのか分かりませんが、支出を根本的に抑えれば必要資産も小さくできるという事で行き着く先は自給自足のような気もしますが、そういう方向性での節約も戦略としてはあるでしょう。
いずれにしても構造的に節約は0未満にはなりえないので、最終的な攻撃力である収入を上げることなくして資産形成というのは一定限界も見えてくるのかなと思っています。
収入に対してバフをかけるということ
私は投資を収入に対するバフやブーストだと考えていて、自分の収入の一部を投資資産に回すことでそちらでもお金でお金を稼がせるという構造になると整理しています。(もちろん損失を出す場合も多々あります...)
その意味で、節約も同様に収入に対するバフであり、結局は収入を軸としてその威力を高める要素として投資と節約が並んでいるような感覚を持っています。だから順序としては収入が先であり、それより先んじて投資と節約が来ることは無いんだろうなと思っています。
ただし投資で人並み以上に稼げる、節約が収入に変わるという人であれば順序も逆になるだろうと思います。節約が先んじるのは、その情報発信で収入を得られるからであり、むしろ節約が収益化してしまって収入になっているからですね。
ただ私のような凡人にとって節約による余剰資金の創出は大事な観点であることに変わりはありません。そこまできちんとできていない我が家ですが、一定キャップをはめながら、収入のバフを高めていけたらなと思っています。
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