私の投資履歴書~インデックスを添えて~

モノクロさん家(チ)の運用記

全世界への長期投資で地味かつ着実に資産が形成される(予定)

投資界隈では恥ずかしい資産額でも現実的には人生を変え得る

投資界隈では資産1,000万円、2,000万円といった金額は目が飛び出るほどのものではなく、所謂アッパーマス層(3,000万円以上)の方もゴロゴロいるようなイメージがあります。

 

1,000万円は腐っても1,000万円

この度、現職を退職することにしました。ここ数年色々あり、生き方を変えようと思っています。単純に転職ではありますが、これまで自分が追いかけてきた道とは若干異なる道への選択であり、ドラマチックな生き方変更とまではいきませんが、今まで追いかけてきた何者かを諦めることともセットで、これからの自分を生きていこうと思っての決断でした。

私は初めての転職ではないので、もはや見方によってはジョブホッパーにも見えるのですが、初めて転職を考える時は誰しも不安ですし、2回目以降であっても次の心配をする局面というのは良くあるものだと思います。そういう意味で、お金だけあれば何でも良いというシンプルな話ではなく、家庭環境やプライドなどそういったものも複合的に絡む選択になると思います。

投資を始めて以降、直近の転職で年収を上げてきて入金力も高めてきました。相場の力を借りながら、今の資産まで積み上げてきたのだと振り返りをしてみたりしています。よく資産〇万円を超えると景色が、人生が変わる、という話はありつつ、収入が非常に高い人でない限り生活水準を維持することで余剰資金を生み出すため、実際には数千万円程度では何ら景色も人生も変わりはしないと思っています。なぜなら日々の生活が何も変わらないからですね。しかし投資界隈に目の慣れた私たちは1,000万円の資産を”大したことが無い”と思うのですが、1,000万円は1,000万円であり、腐っても1,000万円ではあるわけです。何より、その”大したことが無い”資産額ですら、国全体から見れば明らかに持っている側であるという原点に目を向けることも時には必要かもしれません。

 

何かの支えにはなる

今回退職をする上で、資産額は間違いなく一つの要素にはなりました。他の要素もたくさんあるので、全体に占める割合は小さいかもしれませんが、明らかに心の支えの一つにはなった感覚があります。正直毎日足りない足りないと思っています。まだ資産が小さいと思う他ない毎日ですが、それでも投資の世界ではなく一般人として金額を捉えれば、実際そんなに思い悩む必要もないようなことではあるのです。

年間300万円の生活費で生きていける世帯であれば、1,000万円は2,3年間の無職生活を可能にするだけの威力があります。そうなのです。それだけの金額であるという事です。

また2,000万円あれば、家以外(場合によっては家もですが)で欲しいものは大体買える金額であったりします。一括現金払いで買えるだけの威力があるのです。

そんなことを思った時、日頃長期投資を掲げているため資産の取り崩しはご法度のような気持ちでいたのですが、100万、200万仮に売り払った所で、何か甚大な影響が出るかといえばそうでもないと思った自分が居ました。そう思うと、何か心が少し軽くなった気がしたのです。

個人的には、上司から怒られた時に「俺は1,000万持ってるんだ」と思えば心が晴れやかになるというような話は幼稚だと思うのですが、自分が迷った時に明日すぐに路頭に迷うようなことにはならず、何なら1,2年無職でも今の生活を維持できると確信できる状況は非常に有益だと思いました。

資本主義の現代、お金が無いことは人生自体の余裕を失わせることになります。これまで一心不乱に投資をしてきましたが、その使い道に目をやると少し変わった気持ちになれたりするものです。

 

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