プチFIRE計画中ですが、あれこれ検索していると働くのも悪くないなと思う自分もいます。
FIREは悪くない
正直FIREというには比較的長期のバケーションに近いのですが、仕事から解放されてのプチFIREを計画中です。プチFIREとは言いつつ、支出面で見れば持続不可能なレベルの規模になるため、実際には現実的なFIREにはなりません。億り人になっても早晩枯渇するでしょう。
色々と話題の絶えないFIREですが、その過ごし方も色々あります。所謂富豪の在り方から、倹約の極みみたいな在り方とグラデーションが豊かです。ボケるとか結局飽きるとか、様々批判はあれどFIRE、あるいはFIRE的な生活もある意味一般人にとっては刺激がたくさんあって良いものだと思います。
今回こういうことを計画して思うのは、30代で子供が小さいこの時期に、夫婦で比較的長期の休みを確保するというのは非常に困難であるという事です。今のフェーズは収入も若い時よりは付いてきているし、体にも不調が無いし、色々なことに興味関心も高く、モチベーション次第でテンションも上がるようなそんな時期です。しかし世の中の多くの人がそういう時期にこういう経験を安易にできるわけではないと改めて思いますし、だからこそ資産形成にもマイナスに働くようなレベルの支出をしてでもこれをやり遂げようと思うのです。
働くことも悪くない
しかし一方で、支出の大きさが具体的になってくると働くことも悪くないなと思うのです。今回資産に手を付けるかどうかまだ分かりませんが、給与またはこの夏の賞与、そういうキャッシュフローは相当程度失う事になります。
今回の経験で、どんな素晴らしい景色も体験も、それが日常になると飽きて何も感じなくなるという事があるのではないかと想定しています。現地に到着した時の高揚感がどれだけ失われるのか逆に楽しみにしているくらいです。
そんなことを考えると、しっかり働きながらキャッシュフローを厚くし、たまの休みをメリハリつけて壮大に楽しむという緩急のある生活も常に新鮮さを感じられるし、その意味で充実するんじゃないかと改めて思ったりします。もちろん支出に頼らない充足のさせ方もありますが、最高のサービスや環境に触れようと思うとどうしても支出に頼らなくてはいけません。逆に、そういうお金の解決方法しか知らないのがまだ私の未熟な所ではあります。
資産が何十億もあれば話は変わりますが、投資の世間的に言う資産額、億り人などの程度ではそう贅沢な不労生活は待っていません。ましてや子供がいるとなれば尚更です。そうなると、支出に頼る娯楽というのはどうしても給与のキャッシュフローに頼る必要が出てくるというものです。しっかり仕事をする、そういう仕事への取り組みを通じて年収を上げていくことには、やっぱりそれはそれで大きい価値があるなと投資の観点とは別で思うのです。
今と将来を充足させるために
お金の使い方は投資以上にこれから学ぶ必要がありますが、現時点のスキルでは支出を増やすことで充足度合いを上げることしかできないようです。一方で、このスキルは仕事による報いの過程で手に入れてきたことを忘れてはいけません。収入の増加に生活水準を合わせてきていない我が家ですが、それでも収入が増えたからこそできる娯楽をしてきました。その過程で何が良くて、何はそんなでもないのか、そんなことを夫婦で経験しながら毎回の旅程や計画を考えています。
将来のために備えることは重要であり、これがまさに投資の担う大きな役割です。一方で、私たちは今を生きているのであり、備えた将来がやってくると約束されている訳でもないという矛盾を生きているのです。
そんなことを考える時、今と将来を共に充足させるためには何か一つではなくもっと広い視野でそれぞれの活動が果たす役割や意義を捉え、自分の人生を考えていく哲学的な営みが大事なんだろうと思うのです。
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